気持ちにゆとりを
ズボンのゴムはゆるめに

 

はじめての抗がん剤は、昼前から始まった。

 

60歳以下のトリプルネガティブ

抗がん剤治療は、前半3ヶ月、後半3ヶ月の合計6ヶ月間の予定です。

 

まず、前半の抗がん剤はこちら↓↓↓

・キイトルーダ

・パクリタキセル

・カルボプラチン

 

特にキイトルーダの使用は高再発率のトリネガ乳がん患者にとって、標準治療になっていることはありがたいなぁと思います。

 

まずは、点滴を入れるための針を刺されます。

プスリ・・・・キャッ

 

あ、ごめんなさいってことで

 

もう一回

プスリ・・・・ギャッ

 

どうやら、とても血管が見つけにくいらしく驚き2回も刺されちゃった。

ようやく刺さった針は手首のところ。

針が・・・針が太いし長いんです。パクリタキセルを使用するときの針は太くて長いのでグリグリされると

 

「ギャーーー爆笑」ってなるけど、大人だから我慢。

 

はじめての抗がん剤投与、ベットに横たわり身体に心電図も装着していざ!

3薬に加えて、食塩水や吐き気どめ、抗アレルギーも加わるので5時間ほどかかります。

 

その間、お昼ご飯も食べながら看護師さんと世間話をしながら小一時間。

うとうと眠くなり、少し寝てから・・・・ハッ!!!

 

と・・・トイレ行きたいっ驚き

 

そう、たくさんの水分が入るのでトイレに行きたくなる。

猛烈に行きたくなる。

 

しかし、アルコールがダメな私。

パクリタキセルは薬を溶かすためにアルコールを用いるのです。

そのせいか、へべれけ状態・・・・・しかしめげてる場合ではない!!

 

大惨事が起こってしまう!!若い看護師さんの前で失態を犯すわけにはいかぬ!

 

プルプルと起き上がり、点滴つけながら内股でトイレに向かう。

鍵をかけて・・・いざ!と思ったら

 

グローブきつくて指曲がらない!

変なオシャレ風入院着で服が上がらない!

最難関は手首の点滴ばりが痛くてズボン下ろせない!!!

 

ぎゃーーーーー!!!もうダメだっ!!

色んな意味で満身創痍。

手首の痛みに耐えて、力を振り絞ってズボンとパンツを下ろし大惨事回避!

 

抗がん剤・・・?

そんなことよりトイレでの死闘を繰り広げた午後のひととき。

 

多少ぐったりしたものの、初抗がん剤は無事に終了。

疲れと、ふらふらとする感じは横になっていれば問題ない。

思ったより体調はいいので拍子抜け。

 

教訓は

抗がん剤をするときは、トイレに行きやすい服装で。

(トラウマにより、通院投薬の今もパット敷いて点滴してまーす)

手首の点滴は大惨事を引き起こす恐れがある。

 

胸に刻んだ1日になったよにっこり