『小さな不幸』
ナナメ45°から見れば『厄落とし』

 

上司が言う「小さな不幸」が続いていると。

小さな不幸とはなんぞ??

 

予定のある日に雪が降った

車に釘が刺さって、タイヤを交換した

午前中、お腹が痛くなった

 

そんな、少し気の毒な事が数日連続して起こったらしい。

 

小さな不幸というから、どんなことが起こったのかと

心配しながら聞いた話が、可愛らしくて少し笑ってしまったのだけど。

 

不幸とはなんぞ??

しみじみ思う。

 

幸、不幸の価値観は人それぞれの人生の経験や歩みで随分と変わる。

どちらが良いか悪いか、そんな単純なものではないけれど。

 

私の人生は、ついてないけれど不幸ではない。

若い時から病気が多くて病院のお世話になりっぱなし。

恋愛だってままならないし、貯金だって吹っ飛んでいく。

 

だけど、もし、私の人生に彼が経験した「小さな不幸」が起こった時

どんなふうに感じるだろう。

 

ちょうど大雪の日に親友との久々の再会がオジャンになった。

その時、残念だなと思ったけれど、不幸だとは思わない。

会う楽しみが先延ばしになったなと感じた。

 

タイヤに釘が刺さったとしても、それで事故が起こらなかったとしたら

「日頃の行い」かしらと、事故が起こらなかったことを喜ぶかもしれない。

 

お腹痛いのは嫌だけど、不幸とまではいかない。

 

私の人生はついてないかもしれないけど、不幸ではない。

不幸だと感じることもないし、今後もないだろうな。

 

屋根のある、暖かい場所で過ごせて

治療の方法があって、治療を受けられて

お金の心配あるけれど贅沢しなければどうにかなりそうで。

友人がいて、家族の応援がある。

 

これといって、誰かに自慢できる特技はないけれど

どうにか食べていけるだけの社会性はある。

 

自分自身が何にフォーカスするかで、幸せか不幸か自分で決められる。

病気になって、いいことなどはない。

ないほうがいいに決まってる。

 

でもね、今あることに対する感謝は

人一倍に育った気がする。

 

少なくとも、日々の中で不幸だと思うことはない。

そういう人生を与えてくれたのは、自分の努力と周りの優しさと援助。

これを感じる事ができるだけで、十分に幸せだなと思う。

 

ちょっとだけ、心の中でマウントを取りながら

 

「そいつは!!てーへんでございますね!親分!!」と同意したフリしてる

 

闘病人でございましたーニコニコテヘヘ社会性的忖度も身に付いてるよ♪

 

チャン♪