私とハリウッド女優
いや、一緒じゃないし笑
医師の診察後、お勧めされたのはタタタラッ♪
遺伝子検査〜(ドラ○もん風に!)
というわけで、遺伝子検査を受けるかどうかのヒアリングに向かった。
まず、対象になるのは
・若年性乳がん
・異時性、多発性乳がん
・両側乳がん
・60歳未満でトリネガと診断された
などなどなど他にもありますが、
何度も乳がんになちゃう人、若くして乳がんになってしまう人
両側に乳がんになっちゃう人など「遺伝性」が疑われる人にお勧めされます。
医師が判断した場合、保険適用で遺伝子検査を受けることができます。
私が受けたのはHBOC遺伝子検査(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群)と言われるものでこちらが陽性だと卵巣がんも発生しやすいとのこと。
ただ、乳がん患者の7-10%程度が遺伝性の乳がんだと言うことで割合として
それほど多いものではないようです。
遺伝子診療部のドアをコンコンとノックすると、カウンセラーの女性が顔を出した。
まず、遺伝子検査とはどう言うものかの説明、家族親戚の病歴から推察される遺伝性、そして今後の流れなどを聞いて遺伝子検査をするかどうか
必要性と本人の意思確認をするためにヒアリングするとのこと。
なんといっても遺伝子検査、保険適用で6万円!!ガガガーー〜ん!!高っ!
まず、遺伝子検査とは・・・から始まり、
家族の病歴(だいたい、三親等あたりまでかな??)
身内に卵巣がんや乳がんの人はいないか?
男性で前立腺がんの人はいないか??
と言うヒアリング、事前に調べておくことをお勧めします。
私自身、この遺伝子検査でどんなメリットがあるんだろうという気持ちでいた。
一つは、自分に子供がいた場合や親兄弟、兄弟の子供にこの遺伝的特徴があった場合事前により入念に検査をすることができる。
二つ目は、このHBOC検査で陽性と判断された場合、このタイプに使えるお薬があるので医師がより効果的な薬を選択できるというメリットがある。
ふむふむ、質問を交えながら過ぎる時間。
カウンセラーの女性も、遺伝子検査の素晴らしさを存分に語ってくれた。
そう、その時が来た。
三つ目のメリット・・・・・
「この乳がん、卵巣がん症候群が一躍有名になったのはアンジェリーナ・ジョリーさんです」
なんでも、アンジーはこの検査で陽性となり、両側乳房と卵巣の摘出を行なったという。結構有名な話で私も知っていた。
それが、この検査結果のせいとは知らなかったけど。
「遺伝子検査のメリットとしては、自分がHBOCだと知って事前に予防することができる点です。予防的摘出と言うんですけどね。」ニコッ!!
ニコッって・・・にこ??
つまり、三つ目のメリットとは
乳がんや卵巣がんになる前に、取っちゃいましょう!
と言うこと。
そこから何も入ってこなくなった。
とりあえず、両親と兄弟に知らせることができるメリット。
薬の選択肢が広がるメリット。
この二つで遺伝子検査を受けてもいいかと言う気持ちでお願いして帰路に着いた。
しかし、胸に引っかかるこのモヤモヤ。
昼に食べた鶏から&麻婆豆腐弁当かしら・・・いやいや・・・。
アンジー!!!!!
待て待て待て、何か、何か引っ掛かる。。。
よし、グーグル先生に聞いてみよう!!
んがぐぐ!!
やはりアンジーは、乳がんでも卵巣がんでもない。
予防的摘出なのだ。
自分がHBOCだったから、事前に取り除いた。
ハリウッド女優だ。
アメリカは美容整形大国だ。
ついでに言うとアメリカは医療と医療技術・開発のトップランナーだ。
私のように、乳がんなわけでもない。
取りたくないのに取らなければならないわけでもない。
トップだって残せるだろう。
骨は?胸筋は?
きっと世界トップレベルの形成外科いが美しいバストを作り直したはずだ。
一緒じゃないしっ!!
状況違うし!!!
あっちは大富豪だし!!こっちは天下無敵の庶民だし!!
アゴ・・・割れてないし・・・・ごめん。
この話を、同じく遺伝子検査を受けた友達にしたところ
やっぱり、アンジーの名前を出されたとのこと。
その子も同じモヤモヤとした気持ちになったらしい。
カウンセラーの方からすれば、わかりやすい例で話しやすいのだろうけど。。
同じ女性でも理解できるとは限らない、乳がんとそれに付随する様々な気持ち。
胸を取らなければならないこと。
リスクがあっても、本当は手放したくないと思うこと。
予防だからといって、無くすには惜しくて惜しくて悲しいこと。
余談だけど、その後、医師の友人にこの話をしたところ遺伝子結果が陽性でも
みんなが予防摘出するわけじゃないよぉ〜と教えてくれた。
びっくりするから、早く教えといてよねっ!!って思ったりなんかしてね
チャン♪