こんにちは!
ウガンダ事務所始動4か月目、こちらは相変わらず元気にやっております!
さて、ウガンダでは地方分権化が進み、日本の約3倍、130にのぼる県が存在します。
政府のプロトコールは非常に厳しく、新しい事業を始める際は、それはもうたくさんの人にご挨拶をしなければなりません。
ウガンダに限ったことではありませんが、活動中様々な事案が発生します。
・新規事業発掘中、噂を嗅ぎ付けた地元議員が現れ、遠回しに自宅周辺で案件を実施してほしいと言ってくる、とか
・地方出張中、警察に車を止められ、イチャモンをつけられる。賄賂の支払いを拒否すると裁判所に連れていくぞと脅される(ほとんどのケースしびれを切らした自分が出て行ってさらに事態をややこしくしてしまう)とか
・政府の人事がコロコロと変わるので、担当者が変わる度に0からのスタート(だいたい引き継ぎなんてもの存在しない)とか
・国民は貧困に喘いでいるのに、政府高官は高価な新車に乗っている、とか
・散々説明したはずなのに、必ず自分は聞いていないという人が出てくる、とか
・素晴らしいスピーチをしてくれるのに、予算を理由に実行が伴わない、とか
・税金が異様に高い、とか、
・地方政府にあるあると言われたレポートがいつまでも出てこなかったり、とか
・政府の担当者が村への調査にハイヒールで同行してくる、とか
もはや自分の感情のバロメーターがよくわからないことになっています。
NGOの知り合いからも色々な苦悩や葛藤を聞きます。
一筋縄ではいきません。体力、冷静さを保つ忍耐力、折れない気力が必要です。
やるべきことはたくさん転がっています。
つまらないことにいちいち左右されず、裨益者のニーズを最大限に生かした事業形成をしたいと思っています。
机上の国際協力で終わらぬよう、現地に寄り添う活動を心掛けていきます!