ジャンボー!いつもお世話になっております。

 

気付けば2018年も残すところあと僅かですね。

COREは道直しに給水整備、育苗に植林と相変わらず忙しくさせて頂いております。

 

さて、ナイロビから西に約300㎞、キシイ郡にあるキシイ訓練所の「道路維持管理者養成コース」の卒業式に出席してきました。こちらでは、COREの土のうでの道直し技術を身に付けた若者たちにさらなる技術を学んでもらうべく、6週間のコースを提供して頂いております。これに掛かる費用約37百万円は、ケニア運輸・インフラ省に拠出頂きました。

 

COREとケニア政府間の当初の話し合いでは、合計500名の若者の訓練費用を拠出して頂くもので、2015年に120名、今年190名、来年以降さらなる190名を訓練する予定です。

 

さて、卒業式(修了証書授与式)はキシイ郡知事、在ケニア日本国大使館の高島書記官、ケニア農道公社など道路セクターの代表者らが集まり、賑やかなものとなりました。

 

まずは、知事や大使館、チーフゲストによる記念植樹。環境大事です。

 

 

式典会場には、今回の修了生およびご家族、ご友人がたくさん集まりました。

各々スピーチを終え、待ちに待った修了証書の授与です。

ジェンダーバランスに気を付けているため、女性の修了生がたくさんいますね!

 

この6週間の養成コースがなぜ重要かといいますと、コースの修了証書を以て、若者たちがケニア国家建設局に「建設業者」として登録でき、公共事業の入札に参画できるようになるからなのです!!

 

過去のコース修了者は建設業者の役員となり、様々な公共事業に参画し、「自分たちの道は自分たちで直す」という道普請人のモットーを体現してくれています。数年前は日暮らしであった若者が会社の役員になって成功し、周囲にさらなる雇用を生み出している、ということは実に意義深い!彼ら自身も想像し得なかった”Life Changing Story”なのです。

 

卒業式には、なんとキシイ郡の知事や副知事にも出席して頂き、コースを終えたばかりのホヤホヤの修了生が普段お目に掛かれない知事様の目の前で、「土のう工法」のデモンストレーションを行う機会まで頂きました!!緊張しながらも、丁寧に説明できていました。

 

知事には土のう工法の有効性や持続可能性につきご理解頂けた模様で、公共事業での予算割当と修了生の積極的雇用を道路大臣に指示されていました。

 

ニュースはこちら⇒

http://www.kenyanews.go.ke/japan-kenya-to-partner-in-road-maintenance/

 

 

今回の修了生からもより多くの成功秘話が紡ぎだせるよう、全力でフォローしていく所存です。今後とも皆様の期待に応えるべく、しっかりと歩んでいきます。

 

では、本日も元気に現場にいって参ります!!