肺の治療してくれている先生に突然
手術とかどう考えてる?と聞かれました。
ん?
なにどういうこと?
簡単に説明すると、数が多く手術適応外だった肺の病変が減ったことで今なら手術できるらしい。
2016年4月 30歳
子宮頸がん(腺癌)と診断される
子宮広汎摘出術行う
術後、排尿障害にて自己導尿開始
2016年7月
摘出したリンパに転移あり、追加で放射線治療行う
(CCRT、放射線28回50Gy)
リンパ浮腫あり、弾性ストッキングで対応
その後自己導尿卒業し、仕事復帰
2018年1月
多発性肺転移の診断
オペ適応外にてTC+Bev6クール
(パクリタキセル+カルボプラチン+アバスチン)
その後アバスチン単独14回投与
2019年5月
肺病変増大
シスプラチン+イリノテカン 6クール
アバスチン15回投与
2019年11月より丸山ワクチン投与開始
2021年2月
肺病変増大
TC+Bev 6クール
アバスチン単独4回投与
2021年11月
肺病変は7箇所
肺マイクロ波・ラジオ波焼灼術1回目実施
マイクロ波はラジオ波より短時間で広範囲灼くことができるので一番大きな病変はマイクロ波で焼灼
2021年12月
肺ラジオ波焼灼術2回目実施
ちょっと話についていけない。
だって、ずっと手術は無理って言われてたから。
何とか治す方法はないかと、再発してると言われた時は、手術で取り除けるなら取り除きたいと思った。
でも、その願いはすぐに消えた。
手術の選択肢は与えてもらえなかった。
だから急に選択肢を与えられてもびっくりして自分がどうしたいか分からない…
が率直な気持ちでした。
大きめの病変から灼いたので、残りの2つの病変の大きさは1cm以下
肺転移が分かった時、小さすぎると位置が分からず取りにくいと言われたことがあるので、本当に取り切れるのか?と思いました
今までできないと思っていたことが出来る
そういう希望が私にとってはなかったことなので、嬉しい気持ちと突然のことで困惑が入り混じった複雑な気持ちで聞いていました
ひとまず、呼吸外科の先生の話を聞かないと分からないので受診しました
ラジオ波は県外で受けているので、今まで通っている病院の呼吸器外科です。
初めましての先生でしたが、第一印象は表情も話し方も優しく穏やか
安心感ある〜
まず、病変が小さいので胸腔鏡では難しく
開胸での手術となるそうです。
メリット
保険適応で金額が高くない
確実に切り取れる
デメリット
ある程度切開するので痛みがある
全身麻酔のリスクがある
手術を選択した場合、もし再発してまた手術しようとしても出来なくなる可能性がある。
手術以外の方法があるなら、身体に優しい治療を選択する方がいいと思います。
どうしても手術したければそれも可能なのでお手伝いしますと言ってくださいました。
まだ若くこれからの人生の方が長い。何気に若いって言われて嬉しかった
今後も闘っていかなければならないので手術という選択肢は最終手段にしてもいいと思う。
急いで決めることはないとおっしゃいました。
これが部分切除
分かりやすく大きく囲っています。
これが肺葉切除
さらに区域が分かれているので、たとえば上葉のS1区域を切除するならこんな感じ
私の場合は部分切除になります。
腫瘍だけ取り除くのではなくその周りの組織も取るので腫瘍より大きめに切り取ります。
肺は再生することはないので、切除すると肺の形が変わります
呼吸機能への影響はそこまでないそうですが、切り取ったところが深呼吸をした時に痛かったり、痛みが長期で続く可能性はあるそうです
肺の治療をしてくれている病院では、胸腔鏡でできるみたいなこと言っていたけれど、2つ別々の場所にあるので2ヶ所からのアプローチになると思うので、胸腔鏡が適しているのかはそこの病院の呼吸器外科の先生に聞かないと分からないです
手術できるからいいではなく、リスクがあったり後遺症が出たりするかもしれない。
1度目はできても2度目は手術ができない可能性があることも分かり、話を聞けて良かったと思いました。
後のことを考えると手術はせず、ラジオ波治療をした方がいいだろうと私自身も家族も思っていて、呼吸器外科の先生も同じ考えだったのでそうしたいと思います。
治療による胸水もほとんど抜けました。
あと少しなので次の治療を乗り切るために体力温存中です
長くなりましたが、今の私の現状です