ソムリエ第34弾★アシク・ケリブ/セルゲイ・パラジャーノフ | ソムリエ☆メンバーズのブログ。

ソムリエ第34弾★アシク・ケリブ/セルゲイ・パラジャーノフ

内藤はジリターライブに行ったり、(できれば)三陸海岸をつたって恐山に
いきたいなーと思っています。

本日紹介するのは、

★★★セルゲイ・パラジャーノフ 「アシク・ケリブ」★★★


【監督紹介】
1924~1990。旧ソ連グルジア生まれのアルメニア人監督。
「既存の映画文法からことごとく逸脱した手法」で、フェリーニやゴダール、
トリュフォーから高い評価を受けるも、政府から危険視され、
幾度となく投獄される。
割りに有名なのが「ざくろの色」というアルメニア詩人を描いた作品。
強烈な色彩と、象徴的なモチーフをコラージュした画面構成に特長がある。

ビデオは某ダゲレオ出版から出ていたらしい。(今はコロムビア。出世したなあ)

【作品について】
同朋のタルコフスキー監督に捧げられた作品。
ストーリーは、いたって普通の恋物語。
吟遊詩人アシク・ケリブは領主の娘と恋に落ち、結婚を願い出るが、
「貧乏人に娘はやれん」と却下される。
アシク・ケリブは旅に出て、歌を歌いながら出稼ぎをする。
地の果てまでたどり着いた時、愛しい人が結婚するという話を聞き、
故郷に舞い戻る…。





…ストーリーは普通ですが、普通じゃないのは「画面。」
色とりどりの民族衣装やじゅうたんが、一分のスキもない構図で並べられ、

まさに「眼福」。

ワンカットワンカット、美しい写真を見ているよう。
渋谷のイメージフォーラムが好きな方、デレク・ジャーマン監督が好きな方は、
ノックアウト必須です。



DVD持ってるので、見てみたい方はどうぞ★