ソムリエ第16弾★アメリカン・ロードムービー×2 | ソムリエ☆メンバーズのブログ。

ソムリエ第16弾★アメリカン・ロードムービー×2

みなさん、おっは~~
ブルーマンデー一発目にお届けする、ソムリエ。

前回はお休みしちゃってゴメンナサイ…ということで、
今日は私の代好きな『アメリカン・ロードムービー』を2つ、お届けするよ


◆2007年の映画
さてさて、話題は変わりますが、2007年は映画が豊富でしたね。
デビット・リンチ30周年最新作とか、
『エヴァンゲリオン序』、『トランスフォーマー』と日本のアニメ原作は強いね!
相変わらずマイケル・ムーアの米国嫌いは続く『シッコ』などなど…



で、私は2007年のお気に入り映画をご紹介!
★『リトル・ミス・サンシャイン』

◆あらすじ
“リトル・ミス・サンシャイン”という美少女コンテストに、
娘のオリーブ(実は…ブサイク)を参加させることに!
アリゾナからコンテスト会場のカリフォルニアまでオンボロのミニバスで
移動することになったフーヴァー一家。
成功論を振りかざす家長のリチャードと、ヘロイン常用者の祖父、
ホモで精神疾患のフランク、ニーチェ信者で声を発そうとしないドウェーン、
バラバラな家族を必死でまとめようとする母…
と様々なキャラクターが織り成すストーリー。
果たして美少女コンテスト出場なるのか?


◆とにかくキャラがいい!
ばらばらなキャラの光る家族が、ガハハと笑って、ワンワン泣いて、
で、どたばた劇。結局1つになって盛り上がっていくのがたまりません。
バスの中は、まるで、現代のアメリカを映しているよう。
それぞれ、ばらばらな人種が「希望のバス」に乗り、
皆一つの目的地へと向います。
見終わった後に、「現代も捨てたモンじゃないな」って、元気になる作品ですよ。



で、もう一個は…
★『スケアクロウ』(Scarecrow) 1973年公開のアメリカ映画。
出演: ジーン・ハックマン, アル・パチーノ 監督: ジェリー・シャッツバーグ


◆あらすじ
暴行傷害の罪で服役し、その刑期を終えたばかりの
マックス(ジーン・ハックマン)と、
5年越しの船乗り生活から足を洗ったライオン(アル・パチーノ)が
出会うところから,物語は始まる。
マックスは洗車屋を始めるためにピッツバーグへ。
ライオンは一度も会ったことのない自分の子供に会うためにデトロイトへ。
二人は,ヒッチハイクの途中であった。
喧嘩っ早く、どこか神経質なマックス。陽気で人なつっこいライオン。
正反対の二人がふとしたきっかけで意気投合し,道中を共にしていくことになる。


◆触れ合う心と、織り成す人間ドラマ。
いつも10枚位たくさん服を着込んでいるマックス。
赤いリボンの大きな白い箱…子どもへのプレゼントを抱えてさまようライオン。
この二人の男の、キャラクターがなんか泣ける。
二人が車を待つ冒頭シーンは、格好よすぎます。
アルパチーノ大好き。
人間の心って弱いんですよ。
そんな弱い心で必死にもがいて、進んで、打ち砕けて。
ラストは泣ける、そんな男映画なんだろうなぁ。


というわけで、見たことある人は語らいましょう!
見たこと無い人は、是非是非ご賞味あれ