2014年12月 パリ、ミラノ クリスマスマーケット

(その1)パリ





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12月はクリスマスマーケットのシーズンで、シャンゼリーゼ両サイドにクリスマス用の飾りつけの店や食べ物屋その他いろいろな露店が並びます。冬の縁日みたいなもので大人も子供もみんな楽しんでいます。3年前訪れたニューヨーク、ユニオンスクウエアでも同じようなマーケットをやっていたのを思い出します。





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日本にもあるリンゴ飴。多少の違いはありますが、子供向けのお菓子はどこの国でも一緒です。綿菓子の店もありました。





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子供用移動遊園地。グランパレの向かい側でした。




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コンコルドにある大観覧車。18世紀のマリーアントワネットやデュ・バリー夫人の時代からは考えもつかぬことです。





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観覧車から見た絶景。エッフェル、グランパレ、オベリスクそしてシャンゼリーゼ、エトワール綺麗に撮れました。この時期にしか見られない光景です。




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雨に濡れたシャンゼリーゼと大観覧車。命がけで写真を撮りました。




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その反対側。シャンゼリーゼのイルミネーション綺麗でした。




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デパートも綺麗にライトアップ。プランタンのイルミネーションです。こんなのを見ていると心ウキウキしてきますし、つい吸い込まれそうです。





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ラファイエットのこれシャンデリアでしょうか?これを支えるのにかなり力がいるだろうなと余分なことを考えました。落ちてきたら大変やなといろいろ考えました。それにしてもすごい人でした。





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話変わってマルモッタン。モネを中心とした印象派の美術館です。最晩年の頃の睡蓮をみているとキャンバスに余白はあるし、未完成の作品ではないかと思いました。オランジェリーやジベルニーで見たほうがいいか・・・?







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クリュニー中世美術館です。パリが古代ローマの植民都市であった証拠であるローマ浴場の跡に立っています。カルチェラタンやサン・ジェルマンの近くで今ではにぎやかな所にあります。





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小さな美術館ですが、彫像や新約を描いたオブジェなどがあります。




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で、もっとも有名なのがこの貴婦人と一角獣のタペストリーです。哲学的なタペストリーで写真にはできませんでしたが、「我が唯一の望みに」はいろいろ考えさせられました。自分の自由意志で自由になるということか・・・。この美術館楽しかったです。この周りにもクリスマスマーケットの露店がひしめき合っていました。







2014年11月の旅 東へ西へ
(その5)京都 趣味の世界
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なんやこれは~。おそらく多くの人が言うに違いない。これはわたくしの趣味の世界。だんなに引っ張られてこんなところを観光する家内がかわいそう。正解は寺町二条。わたくし自身ここへ来てがっかり。実は日本文学に多くの影響を与えた梶井基次郎の名作「檸檬」に出てくるところで主人公が檸檬を買う八百屋もしくは果物屋{瀬山の話では、果物屋になっていたか}があったところです。記念碑ぐらい立てればいいのにと思うのはわたくし一人であろうか?梶井基次郎といい、カフカといい若くして無名のうちに結核で命を落とし、その後有名になって多大な影響を与える共通した運命を2人は生き抜きました。この先の有名なお茶屋さんで家内は高級お茶を買っていました。

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ここはなに?正解は京都八大神社。かの有名な剣豪宮本武蔵が一条下がり松のところで吉岡一門と決闘をした場所です。子どものころよく読む偉人伝などに出てくる場所です。

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武蔵が決闘をした当時の松の古木だそうです。今回の旅は充分紅葉を堪能致しました。また、あらためて今昔物語は面白いなと思う旅でした。





2014年11月の旅 東へ西へ
(その4)勧修寺3968

家内は紅葉がMAINでしたが、ここはわたくしのMAIN。「今は昔」で始まる今昔物語。このお寺、その今昔物語に出てくる男の純愛とシンデレラガールの物語の地であります。門には菊のご紋章。

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平安時代殿上人の息子のひとりが鷹狩(だったと思いますが)この地にやってきます。雷雨に打たれ、一晩この地にあった屋敷に宿泊します。その屋敷の可憐な少女に恋をし、その夜むすばれます。翌日出発する際に娘に刀を一振り与えます。無断外泊のようになった息子を親は怒りなかなか外出させてもらえません。そうこうするうちに6年の歳月が過ぎます。殿上人なので見合いなど多くあったと思いますが、目もくれません。ある日6年前一緒だった家来にあの山科の家を覚えているかと尋ねると覚えているといい早速訪れます。そうするとその娘はえも言われぬ大人の女性になっておりそのそばには娘がおり、一夜の契りのあかしだったのです。はれて娘は殿上人と一緒になりその娘は天皇に輿入れし醍醐天皇を生むのです。この凄い純愛物語が生まれたのがこの勧修寺です。今回の京都旅行で一番訪れたかったところで、紅葉も見ごろでした。今昔物語いいな~。

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これも勧修寺。近くには光秀首塚もあります。