この物語の主人公は太宰治のことらしいですね。
この主人公は、女好きする才能を持ったダメ男。
しっかりと定職にもつかず、女に養ってもらってるような、現代のヒモ男。
そして心中までおこして、相手は死んでしまい自分だけ生き延びてしまう。
お酒やモルヒネなどに溺れ、体と精神を病んでしまい、「自分は人間失格」と言う。
私はこの小説を読んで、主人公はまっとうに生きず「人間失格」だと思う反面、とても「人間らしい」と思いました。
人間って朝ドラの主人公みたいにキラキラ、清潔、ポジティブではないと思う。
汚くて、ネガティブで、最低、ドロドロした心があって、人間だと思います。
なので主人公はかなりダメ男ですが、とても人間的だと思いました。