親しかった方の訃報が入った。

伯母の着替えを洗濯し病院に届けた際

帰りの道中の葬儀屋の看板に、御名前が…

偶然目に飛び込んできた。

目を疑った。2ヶ月前の町内の文化祭で

お餅を丸めてる元気なお姿を見かけ

ご挨拶したばかり。信じられず

公民館に電話して確認したら間違いなかった。

自宅の風呂で倒れたと。



ショックで言葉もない。

年齢を超えて心の内を話せる

数少ない人生の先輩だった。

この方の鶴の一声で多くの方が

動く姿を目にしてきた。

半年前に、家にお邪魔した時手作りポーチを受け取ってくれてLINEも交換したばかり。

90歳でも全国飛び回る桁外れの行動力と

孤独な独居老人の知り合いを常に心に思って

寄り添う器の大きさが魅了的で、

そんな人格にいつかはなりたいなと

後ろ姿を追いかけていた私だったのだ。

沢山の家族に見守られ

友人知人に惜しまれて旅立った彼女の

ご冥福を心から願う。

家族葬が多い中

子供達により執り行われた立派なお葬式に参列し

彼女の生き様を見る思いがして

改めて自らの生き方を振り返った。