先日、ポストに届いた一通の手紙。
お気に入りのブティックからだった。
開けると、そこには、
「退職いたしました」との言葉。
日付は、少し前。
ザワッとした。
いや、ザワッと、というより、心が一瞬フリーズするような、そんな感覚。
担当だったその方は、たぶん私より5歳ほど年上。
ちょうどいろんなことが起きてもおかしくない世代。
キャリアの転機も、家族の介護も、そして、病気という言葉も、現実味を帯びてくる年頃。
過去の経験から、突然の退職となると、何か事情があるのかもしれない、と心配になるのです。
手紙が届く少し前、ブティックに行ったときにその方はいらっしゃらなくて、「今日はお休みですか?」と聞いてみた。
「今日は不在で」と、いつも通りのやりとり。
何ひとつ違和感なんてなかった。
それなのに、退職日は私がブティックに行った日より前の日付けになっている。
だからこそ、余計に、「退職」の文字がずしんとくる。
何も知らされずに、ふっといなくなってしまう。
人生って、時々そういうことがある。
もちろん、何も知らせないのが配慮なのかもしれないし、そっと幕を引くような辞め方を望まれたのかもしれない。
私の取り越し苦労であってほしいと、心から願ってます。

さて、そんな出来事の数日後。
ミッドタウンクリニックから検診結果が届いた。
結果と言ってもほとんどの項目はオンライン配信されていて、
骨密度だけは、今でも郵送されてくるのだ。
テクノロジーは進んでも、骨だけは紙というシステム。
+の印が私の骨密度。
その下には、こう書いてあった。
あなたの骨密度(カルシウム量)は、0.692(g/cm²)です。
若年成人の平均骨密度と比較すると、107(%)です。
あなたの同じ年齢の骨密度と比較すると、114(%)です。
私、骨密度だけは、高いみたい。笑
上の表を見ると、70代以降“正常”に収まるのはかなり難しそうだけど、今の私なら可能性あり?!
長生きの家系ではないけれど、長生きできそうな気がしてきたわ。笑
若いころは、ずっと願っていた。
華奢に生まれたかった、と。
“骨太”という言葉が、まるでコンプレックスの代名詞のように響いていた10代、20代。
だけど、時は流れ、今は心底思うのです。
「骨太でよかった」と。
なぜなら、年齢を重ねると、リアルな悩みが変わってくる。
骨粗鬆症、骨折、転倒...
華奢であることが、美しさではなく、リスクに転じる時期だから。
どれだけジムで筋肉を鍛えても、骨は取り替えられない。
骨の太さや強さは、生まれ持った“初期設定”みたいなもの。
そして今、そのスペックの大切さをひしひしと感じているのです。
母から受け継いだであろうこの“骨格”が、これからも私を支えてくれる。
転んでも折れにくい、踏ん張りがきく、持ちこたえる力があるはずだもん!
コンプレックスだった骨太は、時を経て母からのギフトになったのです。
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