東京 芝 とうふ屋うかい
旧東京タワーボーリング跡地に同店がオープンしたのは2005年のこと。
虎ノ門に引っ越してきた2009年、
“近くにこんな場所があるんだ!”と驚きつつ、
何かの節目や、母と、誰かとゆっくり話したい時、ふと思い出しては足を運んでいた。
実は、息子のお食い初めも、こちらでした。
畳の個室に通していただいて、
まだふにゃふにゃだった息子を囲んで、みんなで笑ったあの時間。
あれから何年も経つけれど、うかいの空気感は、変わらないままそこにあるのがうれしい。

1,800坪という広大な土地。
なんとこの庭園を作るのに、2年を費やしたのだそう。
ただ“和風っぽい”を超えた、本物の日本庭園。
木や石の配置、建物の佇まい...都心の喧騒を忘れてしまいそうになる貴重な空間。
お料理に、お庭に、ここの魅力はこれだけではないのです!
東京タワーはすぐ目の前。
この至近距離は、圧巻!
この日少し早く着いてしまったので、入口横のベンチにちょこんと座らせていただき、待機タイム。
それにしても...ここ、相変わらず観光客の熱量がすごい。
目の前には東京タワー。
つまりここ、「とうふ屋うかい芝店の入口前歩道」は、映えスポットのど真ん中なんですよね。
次から次へとやってくる外国人観光客が、東京タワーをバックに写真撮影。
が、その近くでは、うかいのスタッフさんが3人もキリッと仁王立ち。
彼らのミッションはただ一つ。
「敷地に一歩たりとも、入らせないこと」。
ほんの一歩なんですよ?
でもその“一歩”が、うかい的には決して見逃せない一線らしく...
うっかり敷地に足を踏み入れた観光客がいれば、すかさず注意!
まさに、「うかいスタッフ vs 世界各国の観光客」という攻防戦が、目の前で何度も繰り広げられていて、
なんだか“粋な和食処の入口”とは思えぬ光景でした。
16時45分、「どうぞ」と案内していただき、中へ。
この静けさ。
さっきまでの攻防戦、秒で忘れたわ。笑
そんなわけで、売店でお買い物してきました。
くみあげとうふ(950円)は、MUST BUY!
好きなだけ食べられる豆腐祭りみたいな日。笑
そのままで、少し塩を振って、ポン酢をかけて...お好みで。

がんもどき(200円/個と厚揚げ(360円/個)。
“おすすめの食べ方”。
シンプルに焼いて、しょうが醤油で。
厚揚げは運動会のお弁当に。
頑張った息子の胃袋の中へ。
少し前に耳にした、ちょっと切ないお知らせ。
「東京 芝 とうふ屋うかい」が、2026年3月をもって閉店するのだそう。
理由は、土地の契約期間満了。
どうやらこの一帯を所有する東京タワーが、三井不動産とともに再開発を進めるらしい。
詳細はまだ明らかになっていないけれど、地上60階建ての複合ビルが建つ、という噂も。
地図で見るとこんな立地。
白線で囲ったところがうかい。
「東京タワーのすぐ横に高層ビル?」
と思ったけれど、方角によっては“すぐ後ろ”にも、“すぐ前”にもなり得る場所。
あの静かな日本庭園も、あと1年半ほどで見納めになると思うと...
言葉にはしづらい、さみしさがあります。
今、虎ノ門エリアから望む東京タワーはこんな感じ。
ここに、もし本当に60Fの高層ビルが建つとすると...
イメージ画像
ビル、邪魔すぎる件。
...これは、ない。
ない!ない!!
ほんとうに、ない!!!(大事なことなので三回言いました。笑)
三田や品川方面から東京タワーを望む...
そんな当たり前だった景色が、絶望的に奪われる未来が近づいているかもしれません。

記憶に新しいところでは、麻布台ヒルズ建設でも同じことが起きましたね。
森JPタワーができたことで、リッツカールトン東京から東京タワーがまったく見えなくなったのです。
また、ひとつ。
“東京らしい景観”が静かに消えていくのでしょうか。
ちなみに、東京タワー北側でも、再開発が進行中(白線で囲ったところ)。
去年春の画像。
すでにビルは取り壊されていて、再開発工事は着々と進行中。
もし、もしも、ここにそこそこ高いビルが建ったとします。
麻布台ヒルズ32Fから望む景色が...
イメージ画像
こうなる可能性も...ある?!
東京タワーが“見える場所”が、ますます限られていくのでしょうか。
「東京タワービュー」という言葉の希少価値が、
これからますます高まっていくのかもしれません。
再開発は嬉しいけれど、今回ばかりはちょっと複雑な気持ちです。
私の推しがお得
国産、無添加タレのきざみうなぎが美味しい。
熱湯2分orレンチン30秒、冷凍庫の救世主!
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去年の夏、大活躍だったあの冷却機能付き多機能ハンディーファンが——
今年はさらに進化して帰ってきた。
バッテリー容量:2,000mAh → 3,000mAh
使用時間:最大7.5時間 → 最大12時間
風速:1m/秒 → 2m/秒の体感風力
去年の私も驚く、2025年の涼しさ。
今年の夏も、この子に頼ります。
半額