Amazon Musicに「KinKi Kids」が登場。
思わず心の中で「やった！」と叫んでしまった。
それからというもの、私の耳はふたりのハーモニーに夢中。
改めて聴くと、ちょっと赤面もののストレートな歌詞も刺さる。
家事をしながら、移動中に．．．今、小さなKinKi祭りの中にいる。
1997年のデビュー当時、正直、私はあまり彼らに興味がなかった。
まだまた新しいグループかー、くらいに思っただけ。
あの頃、私22歳。
その翌年、ふたりの声が思いがけず心に入り込んできた。
夏休み、留学先のアメリカから帰国する機内で、「ジェットコースター・ロマンス」が流れてきた。
ANAの沖縄キャンペーンソングだったことから、ANAセレクトか何かのチャンネルで流れていたんだと思う。
この曲、好き♡って思った。
ちなみにこの時、オーバーブッキングの関係で人生初のビジネスクラスにアップグレードされた。ラッキー♩
ここ最近はご縁のないビジネスクラス。
子連れ旅は、基本「エコノミーと自由席」が信条だから。
ビジネスクラスなんて、夫婦ふたり旅が叶うその日まで、お預けである。
ただね、この前の大阪旅では、グリーン車にした。
身体がアラフィフを迎えると、”子供の教育上“より、“快適さ”という言葉が何より優先される。
となると、ビジネスクラスも現実味を帯びてくる。
が、そんな私に夫はこう呟く。
「エコノミーにすれば、その分ショッピングに回せるよ？」
それを言われると、つい「はい、エコノミーで」と頷いてしまうのが、私という人間だ。涙。
さて、KinKi Kidsの話に戻して．．．。
当時アメリカで片思いしていた男の子がいたんだけど、彼の髪型が当時の剛くんとそっくりだったのだ。
短髪にハイライトがちらほら。ちょっと個性的で、でも妙に魅力的で。
「KinKi Kidsの剛くんみたいな髪型だね。真似した？」と聞いたら、彼は不思議そうに首をかしげた。
「Who is KinKi Kids？」
そりゃそうだ。彼、日本人じゃなかったから。笑
結局、その恋は実らなかった。
けれど、いまでも彼とは友達だ。
「再燃する昔の恋の相手」には100%ならない。
だからこそ、今でも友達でいられるんだと思う。
そんなわけで、私は剛くん派。って何の話？！笑
さて、私が一番好きなKinKi Kidsの曲は「薄荷キャンディー」。2003年、ドラマ『元カレ』の主題歌。
主演は剛くん、ヒロインは広末涼子ちゃん。
あの時代の私の青春が、この曲の中に詰まっている。
なんていい曲を歌うんだろう。
歌も上手だな。
そう感じた、あの夏。
当時、28歳。
あの頃付き合っていた人のことを、今でもこの曲を聴くたび思い出す。
音楽って、不思議だ。
懐かしいメロディが流れると、当時の空気や感情、香りまでもがフラッシュバックする。
恋のこと。若さのこと。あのとき信じていた未来のこと。
何だかまとまりのない内容になってしまったけれど．．．
ふたりの歌声とともに、今しばらくは記憶めぐり旅を楽しもうと思う。
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