少し前に、整体に行ってきた。
施術してくれたのは、30代と思しき男性。
柔らかい物腰で、不調なところを聞き出してくれる。



このまま心地よく終わるのかと思いきや、突然の質問。


「運動とかしてますか?」


...運動?
胸に手を当てるまでもなく、答えは「全くしていません」。


すると、彼はさらりと続けた。

「お仕事、忙しいんですか?」

これまた正直に、「専業主婦です」と答えると――
彼の口から、満面の笑顔とともに飛び出したのは、

「それなら時間たっぷりありますねー!」



ええ、確かに。
出勤もなければ、会議もない。
拘束時間はゼロに等しい。
それだけを切り取れば、カレンダーは真っ白、自由時間だらけ。

だけど、だからって、暇とは限らないのだ。




世の中の「専業主婦イメージ」って、やっぱりこうなんだろうか。

時間を持て余して、昼間からカフェでおしゃべりして、たまにドラマを一気見して、気が向いたら掃除機をかける――みたいな。



もちろん、そんな日もある。
それどころか、1日中遊びに行く日だってある。


だけど、実際はもっと複雑だ。


朝は起きない息子と格闘し、8時まで時計とにらめっこしながらバタバタ。
それから家事をちゃんとこなし、スーパーで食材の買い出し。

息子が帰れば、夜まで勉強をみる監督業が待っている。

息子が寝たら洗濯して、キッチンをリセットして家事が終了するのは22時〜23時。


さらに、自分のやりたいことだってある。
ただ“生きるだけ”じゃ、満足できないのが人間なのだ。


暇どころか、24時間では足りない。




別に、世の中が「専業主婦=暇」と思っていたって構わない。
肩書きなんて、どう思われたって、私のリアルは変わらない。


だって、私は私なりに忙しく、楽しく生きているから(´◡͐`)
やるべきことと、やりたいことの間を、毎日、全力疾走している。


とはいえ、整体師さんの「運動したほうがいいですよ」というメッセージも、痛いほどわかる。
体力の衰えは誤魔化せないお年頃。


来月からジムに通う!たぶん!!

心の中で揺らぎそうな小さな決心を固めながら、整体ベッドに沈み込む。

疲れを癒しに来たつもりが、なんだか少し、心に火がついた気がした午後だった。






楽天市場


母の日、夫からは何もなかったけれど...笑
夫にはプレゼントを渡そうと思ってる。

候補はこの2つ。
私が使って、めちゃくちゃ良かったもの。