虎ノ門に引っ越してきて、気づけば16年。
新婚生活も、出産も、育児のスタートもこの街だった。


初めてこの街に住むと決めたときは、「まあ、しばらくかな」と思っていたけれど、
“しばらく”は16年になった。


つまり、人生のいちばん濃いところを、この街で過ごしてきたということになる。

で、今回。
引っ越した。


とはいえ、エリアは変えていない。
今も虎ノ門。

虎ノ門から虎ノ門へ、人生最短距離の引っ越し。


でも、私にとっては思っていた以上に、気持ちの変化が大きかった。





探し続けていた10年越しの「次の部屋」


実は、10年以上前から部屋探しはしていた。


広さ・予算・眺望。
この3つがそろった物件なんて、そうそう見つかるものじゃない。
だからずっと、決め手に欠けていた。

同じマンション内の部屋を見に行ったこともある。
まだ歩けない息子を抱っこしながら、「ここはどう?」なんて言いながら。
でもその部屋は、どうにも景色が物足りなかった。


そのうち熱も冷めて、部屋探しの話は消えていった。
途中、別荘建設があり、コロナ禍がきたり、日々の生活が優先になったり。


きっかけは、たったひと言


そして、ある日。

「そろそろ動かない?」

夫のひと言に、部屋探しを再開。


息子も大きくなり、もっとゆったり暮らせる空間が欲しい。
わたし達もアラフィフになった、次のステップに進むためにも...。


「眺望がよくて、広くて、予算内なんて物件、あるわけないよね」と思いながら。


...あった!


きっちり3つの条件をクリアした部屋が、ある日ふっと出てきた。
しかも、わたしが勝手に付け加えた4つ目の条件「東京タワーが見える部屋」もクリア。

これはもうご縁だなと思った。

内覧したその帰り道には、もう心は決まっていた。



同じ街で、違う暮らしが始まった


引っ越して驚いたのは、「同じ虎ノ門でも、見える世界は全然違う」ということ。


道一本違えば、人の流れも、風の抜け方も変わる。
“場所”は同じでも、“暮らし”の解像度が一段上がったような感覚。


変わらない場所で、変わっていく暮らし。

それはたぶん、「変わらなかったこと」への感謝と、
「これから変わっていくこと」への小さな決意が、同居しているということなのかもしれない。




50代、この部屋と歩くこれから


50代は、この部屋でどんなふうに過ごしていくんだろう。

息子が育ち、暮らしが少しずつ静かにシフトしていく中で、
この場所がまた「今のわたし」にちょうどいいサイズになっていくんだろう。


引っ越しって、“環境”が変わることだと思っていたけれど、
もしかして、一番変わるのは“視点”なのかもしれない。

だから今も、同じ虎ノ門だけれど
ちゃんと、新しい日々が始まっている。













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