「私は明治大学卒業、50歳です。どこかでお会いしたことはありませんか?」
そう話しかけてきたのは、一人の男性だった。
いきなり大学名と年齢を名乗るなんて、自己紹介としてはずいぶん個性的。笑
だけど、どこかで会ったことがあるような気がする。

「私も明治でした。もうすぐ50歳です。」
同じく個性的な自己紹介で返す私。笑
驚いたように微笑む彼。
四半世紀以上前、キャンパスで会ってたのかもしれない。
縁を感じたその瞬間から、私たちの距離は一気に縮まった。
そして、気がつけば、私たちはすでに恋人になりかけていた。
彼にはひとつ悩みがあった。
「もうすぐ選挙なんだ。今回はライバルが手強くて、当選が危ぶまれている。」
静かに打ち明けられたその言葉に、私は少し驚きながらも
政治家の妻か...それも悪くない。
勝手な妄想が、新婚生活のその先まで飛び越えていく。笑
そんなことを考えていた矢先、彼が不意に尋ねた。
「慶應卒業のTって知り合い?」
T氏。知っている。
確かに、以前デートをしたことがあった。
でも、それ以上のことがあったかどうか……いや、どうだっただろう?
彼がどこまで知らされているのか分からない。
変に動揺を悟られるわけにはいかない。
「うーん...名前は聞いたことあるかも。」
適当に交わすと、そのT氏がライバル候補者だと知らされた。

彼が選挙を控えて悩んでいるように、私にも悩みがあった。
いや、悩みというより、もっと根本的な問題。
私は既婚者だ。
大事なことをすっかり忘れていた。
始まってしまったこの恋を、どうしたらいいのだろう。
元の生活に戻る?
でも、もう戻れない気がする。
かといって、このまま進めるはずもない。
出会ってからの展開があまりにも早すぎた。
時間にして90分くらい?!
いや、それ以下だったかもしれないと思うようなスピード感。
「恋する乙女、さぁどうする?」
心の中の私が問いかける。
だけど、答えは見つからない。
困った。
困った。
そして、次の瞬間...
目が覚めた。
全ては夢だった。
寝起きのぼんやりした頭で、今の出来事を振り返る。
やけにリアル、でも現実じゃない。
そして、夢ゆえにツッコミどころ満載。笑
ホッとするような、残念なような、複雑な気持ち。笑
夢の中での出会いは儚く消えたけれど、心のどこかに残るざわめきは、しばらく消えなかった。
水曜日。
フィクションとノンフィクションの狭間から1日がスタート(´◡͐`)
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