「2人目の予定は?」
今でもよく聞かれる質問です。
そんな時は決まって、
「ないです。」
と答える私。
そんなわたしの心の葛藤と2人目を諦めるまでをまとめました。
おめでたラッシュに凹んだ時期
息子が1〜2歳になった頃、ママ友たちの2人目おめでた報告が増え、1年前くらいがピークでした。
そんな時、どこか心がモヤモヤして、彼女たちのおめでたを素直に喜べない自分がいました(心の狭いわたし)。
「もしかして、わたしも2人目が欲しいのかも?!」
と、自分の気持ちに気付きました。
さらに息子からも、
「ママ、赤ちゃん生まれて!」
「◯◯くん(自分の名前)が赤ちゃんのお世話する」
と。
何とも複雑な気持ち。
しばらくの間、心穏やかでない気持ちが続いたのです。
2人目を作らない決断
医学的にはまだ出産可能な年齢ではあるけれど、息子を産んだ時には既に高齢出産だったわたしにとって、今からの妊娠・出産は躊躇わずにはいられません。
しかも、
万が一、健康に産んであげられなかったら、
万が一、自分に何かあったら、
そんなことを考えると、
「リスクを背負ってまで積極的に2人目を作りたい気持ちになれない」
というのがわたしの結論でした(他にも諸々理由はありますが)。
もちろん夫婦で話し合って出した結論です。
まだ息子が生まれる前のことですが、
「子供0人と1人は大きな差だけれど、1人と2人はあまり変わらないよね」
そんな話をしていたことも。
だから、もともと「1人で十分」というスタンスでした。
そして、わたし達夫婦は、息子に兄弟を作ってあげるより、今の生活を守ることを選びました。
それなのに、心の中でまだ2人目が欲しい気持ちはくすぶっていて吹っ切れない。
息子に兄弟を作ってあげたい
という気持ちが湧いてくるのです。
なかなか厄介だ。
2人目はこうして諦める
ひとりの女性が生涯に産む子供の数は1.42人(2018年)と言われていますが、息子の周りはひとりっ子がかなり少ないです。
恐らくひとりっ子は2-3割。
そんな環境だから、わたし自身、より2人目を意識したし、息子の「ママ、赤ちゃん生まれて」発言に繋がったのだと思います。
わたしの幼少期は、
一人っ子は可哀想
一人っ子はワガママになる
と言われていた時代。
3人兄妹のわたしにとっては、
一人っ子はどんなものなんだろう?!
と。
私なりの諦め方。
「兄弟を作ってあげたい」
と思い抱くのは、母親として当然のことなのだから、心に蓋をしては苦しくなってしまうだけ。
ママ友のおめでたを喜べなくても、嫉妬しても良いじゃない!
そう思い、自然と欲しい気持ちが小さくなっていくのを待ちました。
今はそんな気持ちもだいぶ小さくなり、だからこそこうして冷静に気持ちを綴ることができています。
息子に「ひとりっ子だからこそ出来る経験」を沢山させてあげようと思っています。
旅育もそのひとつ。
ただし、一人っ子ママは過干渉になりがちなので、気をつけなければ!
自分の人生を取り戻そう
それと同時に、私自身は子育て100%の人生から少しずつシフトして、自分の人生を取り戻そう!と動き始めました。
わたしの場合、その手段は、仕事です。
子育て中はどうしても子供中心で、子供の人生を歩んでいる感じがしていました。
考え方も人間関係も狭まり、いつの間にか小さな世界で生きているような気持に。
でも社会に出ると、
「人生は2人目だけじゃない!」
と思えるようになったのです。
友人の言葉に励まされた
最後にわたしの友人の話をしたいと思います。
わたしの友人には、あえて2人目を作らないことを決めた女性がいました。
彼女は幼い頃、姉妹がいたことで寂しい思いをしたので、
「1ミリも2人目を考えたことがない」
と言っていました(ちなみに、旦那さんも同じ考え)。
だから、
「娘には寂しい思いをさせたくないし、娘だけに100%の愛情を注いであげたい」
のだそう。
そんな考え方もあるんだ!と思ったのでした。
まだ見ぬ2人目のことより、目の前にいるわが子のことを考える
当たり前のことだけれど、できていなかったかもしれません。
そんなことに気付かせてくれた友人には感謝です。
「2人目を諦めよう」と思うのは難しいですが、こんな風に考えることで、2人目に対する気持ちが落ち着いていくかもしれません。