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「国難でございます」  『20万人の瀬戸際を救え』全国放送

NHK総合テレビで「被災地 再起への記録」と題したドキュメンタリー番組が放送されていますが、そのうちの1本


5月6日(金)午前9時5分~午前9時48分「20万人の瀬戸際を救え」


この番組は4月22日に東北地方で放送されたものを視聴しましたので、少し番宣を。


多くの病院が被災したため救急患者を一手に引き受けざるを得ない状況になった石巻赤十字病院で、病院の外、約300ヶ所の避難所に医療支援を提供するべく、限られた数の医療スタッフを統括し陣頭指揮に当たった、石井正外科部長を中心に据えたドキュメンタリー。


避難所の窮状を是正するために市の行政の管轄にまで踏み込む石井医師の姿など、10日ばかり避難所生活を経験した身として、考えさせられるものがありました。


私自身は、身を寄せた小学校で教員が設置されているAEDを取り外し、避難者として学校に居合わせた医療関係者に手渡す場面に出くわすなどして、医療支援の重要さを肌で感じました。



番組中、恐ろしい津波の映像は出てきません。

番組冒頭、水没した街の光景として使われているのは、かろうじて床上浸水で済んだ比較的津波被害の少なかった地域の映像です。うちの近所のバイパスの交差点なんですが。。。

震災直後のニュース映像を見すぎて参ってしまった方でも視聴するのにあまり苦にならないのではないかと思います。


感動的な場面もありません。必要な情報を自前で掻き集めて検討し優先順位を決め、必要な支援に淡々と取り掛かる石井医師の姿は”被災地で奮闘する医師の姿”として想像するのとはちょっと違うかもしれません。


地味な番組であまり見やすい時間帯ではないかもしれませんが、地震国日本ではどこで起きてもおかしくない事象についてです。

お時間のある方は当日、HDDの容量に余裕のある方は録画して1度目を通してみてはいかがでしょうか。







操業再開

4月29日、勤め先の工場で機能の残った2階の生産ラインが復旧。

震災から50日目ぶりに操業再開と相成りました。


まだまだ先の見えない状況で生産量も品数も限られていますが、動き出すと随分と気分が変わるものです。

石原軍団の炊き出しに飛び入り参加した上戸彩ちゃんを生で見た時ほどではありませんがテンション上がりました(笑)


とはいえ動き出してみて初めて見えてくるものもあると思います。果たして可能性が見えるのか限界が見えるのか。


ありがたいことに操業停止中も製品の注文があり、再開を待ち望むお客さんの声が聞かれておりましたので、今はとにかくそれに応えることで明るい兆しが見えればと思います。






工場の復旧作業

現在勤め先の水産加工会社の復旧作業に勤しんでおります。


うちの会社は1階で魚の干物、味噌漬け、粕漬け等を生産、2階では県外、主に関西、九州から仕入れた鰹節、さば節等を原料に使い、削り節を生産する他昆布や煮干等の乾物を扱っていて、県内はもちろん東北一帯、北関東までの料理屋さんやそば屋さん、ラーメン屋さんに製品を出荷しています。2階建て2部門といってもその実小さな町工場です。

場所は今回津波で壊滅状態に陥った沿岸部に程近い旧北上川河口付近。


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このワンブロック内側の通りにあります。


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工場の被害状況。復旧作業が始まった3月20日頃。

手前が売店。冷蔵ケースなどが置かれていましたが流されていました。


奥に見えるのが一階の工場。津波に貫かれて1階の機能は全て失われました。

しかし2階の削り節工場は津波の被害が無くほぼ無事。

工場の裏にある冷凍倉庫は津波の水圧でドアが隙間無く締まり水の一滴も入らず、冷却装置が津波の届かない倉庫の屋上にあったためこちらも無事。


2階と冷凍倉庫の中で生き残った在庫の製品は仙台にある営業所に移動、そちらで販売。

停電のため冷却機能の止まった冷凍倉庫の庫内の温度が上がらないうちに、中にある製品の原料となる冷凍魚は現時稼動中の水産加工会社から買い手が付くのを見込んで仙台の冷蔵業者に移動しました。それらによって得られる利益が今とても貴重です。


復旧作業は工場の中に流れ込んだがれきと海水と汚泥の掻き出しからスタート。


津波が運んできた海中のヘドロと海岸の砂に沿岸にあった工場から漏れた重油が混じった汚泥を掻き出す作業は本当に大変で骨の折れる作業でしたが九割がた終了。16日に水道が復旧したので先週からは水洗いもできるようになりました。


本日約50日ぶりに電力が復旧。電気設備のチェック、補修作業を経て削り節部門は再稼動の準備が整いつつあります。が、沿岸部にある倉庫にストックしていた原料が全て流失或いは水没して、その被害分だけでも相当な額になり、操業再開して果たして軌道に乗るところまで持っていけるのかどうか・・・


今回の災害で職を失った方々、多分頑張りたくても頑張りようがない、という状況なのではないかと思われる方々が多数いる中、やるべきことがあるのは恵まれていると思います。絶対会社を再建させるぞ!とまでは中々今は言えませんが(^-^; なんとかやれるトコまでやろうと思います(弱)