立ち退きか? | terucosの「たまにはブログもいいかもね」

立ち退きか?

 
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勤め先の工場のベランダから。
この地域は建物の流失こそ無かったものの川を遡上した4mの高さの津波による被害が出ました。最近は建物の解体が進んでいます。ここから見えるだけでも3軒の家屋が取り壊され、急にえらく見晴らしがよくなりました。一方で家屋を修繕し引き続きここに住む事を決めた住人も居ます。

市の復興計画の素案は発表されていますが、それによるとこの地域は震災記念公園になるらしく、川岸には数mの防波堤も築かれるとのこと。当然この案が通れば工場も立ち退きとなります。もちろんそう決まったとして猶予期間もあるでしょうが。

これから市と住民の意見交換会が随時行われます。うちの社長は近隣の住民と共に、防波堤建設による区画整理はやむなしとしつつ、従来通り住民の居住及び工場の操業が可能となるように働きかけをするとのこと。
高台までの距離も近く、高い防波堤を築くのなら居住不可とするのは如何な物かという意見。
ここは難しいところで数十年、数百年周期で大地震に見舞われ、周期から言えば千年後にはまた今回と同等の甚大が被害が出るであろうことを考えれば街の再構築は今やらなければならないことでもあり。
かといって市が土地の買い上げと代替地の提供をするにしても居住地の内陸、高台移転に十分な土地も少なければそもそも現時点ではお金も無いので見通しが立ちにくく、それで土地を引き払う人と住み続ける判断をする人が混在しているわけで。

他にも被害に遭って尚住みなれた場所で生活を再建したいと住民の心情というのもあります。
子供の頃、今回の津波で壊滅した南浜町に住んでいて、その後やや内陸にある現在の土地に引っ越した自分としてはその心情も理解できる一方、ここで変わらなければ先の世代にツケを回すのではないかという危惧と両方があります。


今日は県議会議員選挙の投票日。気仙沼市では期日前投票の仮設住宅集会所巡回という取り組みも行われたそうです。
もちろん私も一票投じてきました。初めて出口調査なるものも体験しましたよ。投票所は震災から10日間避難していた小学校。8ヶ月ぶりに訪れました。