引きずる恋など無縁だと思っていました



今まで人並みに恋をし
人並みに人生経験を積み
たくさんの思い出を作ってきたけれど

引きずったことなどなく
綺麗に区切りをつけてきました


人に
「彼の何がそんなにいいの?」と聞かれても

理由らしい理由はなく
ただ、心が求めている
としか言えず

好きだと思える部分は
いくら考えてもハッキリせず

寧ろ
ダメな部分の方がハッキリしているのに

それでも
やはり心はあの人を求めていて

どうしようもないな、と諦めました



理由がある“好き”もいいけれど

理由が分からないけれど
“好き”な方が
本当に好きなんだという気がして

それはつまり
その人そのものを好きなんだと思いました


嫌な部分も分かっていての理由が分からない好きなら
これはきっと
本物だったんだと
今更ながらに感じ

素直になれなかった自分に失笑と叱咤しました



どんなに思っても
冷め切った気持ちは
取り戻せないのに

それでもあがく自分に
いつまでも打てない終止符

初めての経験に
為す術もないまま

煮え切らない私の想いは
彷徨っているのでした


せめて
好きな理由が明確なら

せめて
嫌いな部分が受け入れられなかったら


もう少しだけ
楽だったのかもしれません


けれど
この出会いに後悔はないから

これからも頑張っていきたいと思います