NHKのドラマ、シュリンクの第二話のテーマは双極症。


なかなかよくできた内容だったし、自分の実体験踏まえてふむふむと見てた。



主人公は仕事のストレスで眠れなくなり、家族の勧めで精神科を受診する。

はじめは簡単な眠剤と抑うつの薬を処方される。


薬が効いてきた?と本人は嬉しくなってだんだんテンションが上がる。


金遣いが荒くなる、行動的になる、異性との関係も派手になる。


周りが心配しても、「もう元気だから、大丈夫」と。


主人公は結局、双極症I型と診断される。


「自分は病気じゃない、邪魔しないでくれ」と何度も申し出るが、強制的に医療保護入院。



入院しても周りの精神科患者を見下し、「俺は違う」と頑なに関わることを避ける。



退院できるようになったら、次は社会復帰に焦る。

リワーク施設に通うよう勧められて意欲的に取り組む。


しかし、自宅に会社から解雇通知書が届き絶望する。


道を失ったと嘆きながら、若い頃柔道でお世話になった師匠のところに向かう。

師匠は、お前は試合で誰もがお前が負けると思ったときでも粘り強く勝っただろ?俺はお前のこと応援しているんだよ。と話してくれる。



主人公はそれから心改めて、ゆっくりと社会復帰に挑む。




1時間にギュッといろんなエピソードが詰め込まれたドラマでした。

見ててほんとに心苦しかった。

自分もこうやって家族に迷惑かけたな、入院の時こんなだったなあ、とか。



NHKオンデマンドでも見れるので、興味ある方は是非。


精神科医役は中村倫也くん、看護師役は土屋太鳳さんです。