◆ビールと白ワイン2杯ずつ 客室乗務員AとBは5月22日午後5時30分、宿泊先ホテルのラウンジで飲酒を始めた。乗務のため所定の場所に出頭すべき時刻から12時間前にあたる飲酒制限時刻は同日午後6時40分だったが、午後7時15分に最後のワインを注ぎ、午後9時25分に自室へ戻った。中野本部長によると、2人は会社側の聞き取りに対し、当初は飲酒制限時刻を意識していたものの、話が弾み飲酒を続けてしまったと説明したという。 客室乗務員Aの飲酒量は、ビール300ミリリットルを2杯と、白ワイン125ミリリットルを2杯。JALが国土交通省航空局(JCAB)の認可を得ている「運航規程」では、1ドリンクを「純アルコール10グラムを含むアルコール飲料」としており、Aは会社が定める「4ドリンク」を超えていた。 JALのアルコール検査は、自宅や宿泊先のホテルで実施する「出社前検査」と「事前検査」、空港のオフィスへ出社後に実施する「乗務前検査」、到着時に実施する「乗務後検査」の4段階で実施。このうち、出社前検査と事前検査は社内規定で定めたもの、乗務前検査と乗務後検査は航空法で定められた「本検査」となる。 客室乗務員の出社前検査は、会社へのオンライン通知機能がなく、本人が報告しなければ会社は検知を把握できない仕組みで、事前検査以降はオンラインで会社に通知される。 客室乗務員Bは、飲酒制限時刻を過ぎて飲酒していたことは確認されているが、出社前検査の前に会社に対して体調不良を申し出ており、飲酒量や出頭12時間前時点の残存アルコール量は調査中としている。












