巨人の阿部慎之助監督が、娘への暴行容疑で現行犯逮捕されたニュースは、月曜夜の日本を駆けめぐった。


プロ野球の一大イベントである「交流戦」の直前に、人気球団の監督がかかわった刑事事件、誠にショッキングな話ではある。


翌26日、阿部監督は辞任を表明した。


「もともとスパルタ指導者だったから、やっぱり」といった声もあるが、予断をもって判断すべきではないだろう。


単なる家族の内輪もめが大事になったのか、反対に深刻な家庭内の事情が背景にあったのか、不明点は多い。


■2人の娘の喧嘩を止めに入った阿部


報道によると、阿部家の18歳と15歳の娘が喧嘩をして、止めに入った阿部に長女が言い返し、かっとなった阿部が暴力を振るったという。


長女は児童相談所(児相)に相談し、児相が警察に110番通報し、警察が阿部宅に向かって阿部を現行犯逮捕した、ということのようだ。


長女は対話型生成AIサービス「ChatGPT」に相談し、児相に連絡したという。


児童相談所は、児童福祉法に基づいて都道府県、政令指定都市などに設置された公的機関だ。


子どもへの暴力、虐待などの事案について相談に応じ、必要に応じて調査、保護を行い、状況によっては子どもを親から引き離し、一時保護所に保護したり、児童養護施設に預けたりする。


当初、長女は児相に対し、「殴られたり、首を絞められたりした」という趣旨の話をしたとも報じられていたが、球団側の説明では事実関係は以下だという。


「5月25日午後6時頃、阿部慎之助・前監督は、都内の自宅で姉妹がケンカを始めたため、それを止めようとした際、長女(18)から言い返されたことに腹を立て、長女の襟元をつかみ、投げ飛ばして倒すなどの暴行を加えた。長女にけがはなかった。


長女はこの直後、チャットGPTに聞いたところ、児童相談所への通報を勧められたことから通報、児童相談所から連絡を受けた警視庁渋谷署が阿部前監督を現行犯逮捕した。


同署は26日未明、釈放した。


阿部前監督と長女との間で過去にトラブルはなかった」