第95回
〔問題107〕
高齢者の栄養摂取の実態で正しいのはどれか。
1.蛋白質の摂取量は年齢とともに増加する。
2.総エネルギー摂取量は成人と変わらない。
3.糖質に偏った摂取傾向にある。
4.脂質の摂取量は成人よりも増加する。
〔問題108〕
全身の瘙痒感が強く夜間覚醒することが多い高齢者の援助で適切なのはどれか。
1.清拭には薬用石けんを用いる。
2.化学繊維のパジャマを着用する。
3.就寝前に保湿クリームを塗布する。
4.室内湿度は、30〜40%を保つ。
〔問題109〕
左片麻痺のある高齢者の転倒•転落の防止対策で適切なのはどれか。
1.オーバーテーブルにつかまって立ち上がるよう指導する。
2.ベッド柵は外れないように全柵を固定する。
3.ポータブルトイレは高齢者の左側に置く。
4.車椅子を止めている時はフットレストから足を床に下ろす。
〔問題110〕
前立腺肥大症での尿失禁のタイプはどれか。
1.機能性尿失禁
2.切迫性尿失禁
3.腹圧性尿失禁
4.溢流性尿失禁
参考文献
瘙痒感
そうようかん
武蔵小山皮フ化学科形成外科さま
いかど腎泌尿器科クリニックさま
「溢流性(いつりゅうせい)」とは、「あふれて流れる」という意味で、溢流性尿失禁になると尿が少しずつ膀胱からあふれてしまい、尿漏れが起きます。
排尿がしづらくなり膀胱内に残尿が多くなることで、膀胱内に尿をためておける限界を超えてあふれてしまいます。
浴槽からお湯があふれてしまうイメージです。
溢流性失禁は、排尿時に通常より長く時間がかかったり強い残尿感があったりすることが特徴です。
尿を出し切ることができないためトイレに行く回数が増えたり寝ている間に漏れてしまったりすることがあります。
また、少しずつ尿があふれてくるため、漏れていることに気づきにくいということもあるようです。
尿が正常に出せなくなってしまうため、膀胱内に尿が溜まってしまい、限界を超えてためることができなくなった尿が漏れ出してしまいます。
主な原因となる病気は前立腺肥大症、神経因性膀胱、骨盤臓器脱、糖尿病、脳血管疾患、脊椎疾患、排尿障害を起こすお薬の副作用(薬剤性排尿障害)などです。
尿失禁
小説「記憶の改竄(かいざん)」
A.正しいのはどれか。
①雨が降ってたんだね。
②少しめまいがして、お昼寝をしたよ。
③目覚めて、箱根町で断水してるニュースを見たよ。
④父(長男)の弟(四男)の奥さんの妹さん夫婦が箱根に住んでいます。
B.タイプはどれか。
①わたしの親類かな。
②わたしにとっての親類にあたるのかな。
③両親、次男、四男のお葬式、法事でしか会った事がない親類が箱根に住んでいる。
④箱根が心配な話を書き出してて、思いだした。
C.適切なのはどれか。
①埼玉県内の高校で数学の先生してた三男の生存が不明。
②父の死後1年以内に、お酒で酔ったのか、家に三男が電話してきた。
③たまたま、母の介護のため家にいた私が電話に対応した。
④今、思えば、三男は、父の法事に、三男だけ呼ばなかった事を怒っていたのではないか、と思う。
D.最も優先されるのはどれか。
①後日、妹が四男から三男の電話について謝られたらしい。
②わたしは、高校1年生から1年間、土日は剣道部の練習を休ませてもらった。
③数学の予備校に通わせてもらってました。
④おそらく、あの三男が父へのアドバイスとして、わたしに数学を学ばせるよう勧めていたのではないか、と思われる。
E.適切なのはどれか。
①話を戻すと、父の兄弟、四男の法事で、「いろいろな種類の椿をお庭に収集して植えています。」って話を、四男の奥さんの妹さんの旦那さんから聞いた。
②おそらく、箱根に来たら、ぜひ立ち寄ってください、って話だった、と思う。
③きょう、箱根に伺うの、断水してるので、遠慮するとして、神様に早く復旧することを祈ることにする。
④静岡市か浜松市かに住んでた頃に水道管が凍結したことがあったよ。
F.適切なのはどれか。
①あの凍結以来かな、この季節のトラウマで水を少しだけいつも流していたように思う。
②隠蔽室、水道料定額1,500円です。
③水道管の復旧工事が必要ならば、晴れていた方が良いし、貯水池に水を溜めた方が良いならば、雨が降った方が良いし、神様は、判断には苦しまないのだろうか。
④これからお仕事かな。
G.正しいのはどれか。
①行ってらっしゃい。
②もう少し早くに過去問の存在に気づいていたらなって、感じているよ。
③4時頃に非通知電話がありました。
④無事かな。心配してる。気温が低くて寒い。
瘙痒とは「皮膚の一種の感覺であつて,且つそれには必ず掻爬するという必要が起る」と定義されている。
皮膚科領域に於ては濕疹を初めとして,疥癬,蕁麻疹,白癬痒疹等多數の痒い皮膚病があり,また内科的の疾患並に婦人科的疾患例えば黄疸,糖尿病,子宮疾患,卵巣疾患,更年期,月經時に於ても皮膚に何等見た眼に變化がなくて瘙痒のくることが尠くない。
これを我々皮膚科醫は皮膚瘙痒症といつている。
他方患者は痛みを我慢するよりも,痒みを我慢する方が遙かに苦しいとしばしば訴えを聞く。
瘙痒は患者にとつて相當の苦痛であることはあきらかである。
しからばこの瘙痒の本態は何んであるかというと,色々の説が唱えられているが,一般には瘙痒は痛覺の一種で,微細な刺戟が瘙痒となり,強ければ疼痛と感じるといわれ,その例としてはノボカイン浸潤麻痺の際に疼痛の有無を検して痛覺は全くなくなつて觸覺が猶存在する内には瘙痒は起らない。
また癩および脊髓空洞症の患者に就て無痛の皮膚の部分には痒感がなく,また觸覺が完全に有つても無痛の部分には瘙痒がない。
しかし疼痛と瘙痒とは同じものではない。
すなわち痛覺は安靜として刺戟を避けることにより減退するが,痒感は逆に掻爬を加えることにより一時的にしろ減退をみる。
温熱についても同樣のことがいわれ,痛覺に對してはこれを輕減するが,痒感に對しては無效でかえつて増惡するのが普通である。