御祭神は、長きにわたり、個人の屋敷の敷地内にある「邸内社(ていないしゃ)」として、お祀りされておりました。


しかし、「邸内社」でありながら、ご参拝を願う人々が絶えず、明治16年、御崇敬の皆さまや近隣の皆さまをはじめとする多くのご奉賛を賜り、現在の社殿が建立され、境内が整えられました。


神社の隣通りには、「釜座(かまんざ)通り」がございます。この辺りは、平安時代より、鋳物職人である釜師が集まり、特権が与えられ茶釜の鋳造を行っておりました。


さらに神社のほど近くには、「両替町通り」がございます。この一帯は、かつて徳川家康により設けられた、「金座」と「銀座」があり、江戸幕府の金貨鋳造を担い、各地の金銀細工業者がこの地に集められておりました。


「金座」廃止後も、この場所には多くの両替商が軒を連ね、大変賑やかな街並みと人々の華やかな装いは、「両替町風」と形容されるほど、派手に賑わっていたと言われております。


そのような場所にあり、通貨として用いられる金・銀・銅はじめ、あらゆる金属類、および鉱物や宝石などの鉱石を護り給う事から、大変多くのご信仰を賜っていたようでございます。


そして、今日に至るまで地域の氏神さまとして親しまれ、近隣氏子の皆さま、御崇敬の皆さまより、大切にお守り頂いてまいりました。


近年においては、全国各地、国内外より多くのご参拝を賜っており、金運・招福、金運上昇、資産運用、事業の御発展や商売繁盛、金融、証券・株取引や不動産、宝くじ、ギャンブルの成功など、あらゆるお金にまつわるお願いごとをお祈りされておられます。





アーモンドアイ