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「ただし、かつては総理大臣が金メダリストだけにお祝いツイートをすることにも効果はあったと思うんですよ。
それが今の世論では、逆効果になっている。
今の政治が国民のことを真剣に考えていない、
スポーツで政権にとって都合が良くないことを洗い流す、
スポーツを隠れ蓑にするととらえた人が多いですから」
では、
今後、オリンピックが進むべき道とは、と問うと、
平尾教授はキッパリ言った。
「まずIOCは解体すべきだと思います。
今回明らかになったのは、
IOC貴族と言われるIOC幹部が1泊300万円のスイートルームに4万円で宿泊し、残りは全部JOCが支払っているということ。
IOCの理事会は、
地中海のヨットの上で大富豪が集まって行われるそうですから、
一般市民の感覚が理解できるわけはないですよね。
そうした組織を浄化することはまず不可能でしょう。
IOCを解体し、
人員を刷新し、
財団を作り、
ゼロベースで作るなら別ですが、
そうでなければオリンピックはいったん廃止したほうが良いと思います」
平尾剛(ひらお・つよし)
神戸親和女子大学発達教育学部ジュニアスポーツ教育学科教授。
同志社大学、神戸製鋼とラグビーの強豪チームでプレーし、99年W杯ウェールズ大会に出場。
引退後は神戸親和女子大学大学院で教育学の修士課程を修了。
取材・文:田幸和歌子1973年生まれ。
出版社、広告制作会社勤務を経てフリーランスのライターに。
週刊誌・月刊誌等で俳優などのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムを様々な媒体で執筆中。
主な著書に、
『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』
(太田出版)、
『KinKiKids おわりなき道』
『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』
(ともにアールズ出版)など。
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