2019年10月7日5時34分
延べ約1700人が連日捜しても手がかりはなく、
深まる謎――。
6日、
山梨県警は
道志村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場で
行方不明になった千葉県成田市の小学1年、
小倉美咲さん(7)の
大規模な捜索を打ち切り、
情報収集を軸に捜し続ける方針を明らかにした。
「なんとか無事に、
一刻も早く、
ご両親の元にお返ししたい、という思いで
最大限の態勢で捜索してきた」
行方不明から半月のこの日、
大月署の井上久署長は16日間の捜索を振り返り、
「今後も
美咲さんを発見するべく、
情報収集を継続する」と強調した。
美咲さんは、
母親のとも子さん(36)と姉、
子育てサークルの知人ら7家族の計27人で
9月21日から2泊3日の予定でキャンプ場を訪れた。
同日午後3時40分ごろ、
先に遊びに出た友達を追いかけ、
テントを出たまま戻っていない。
警察や消防、
自衛隊などは1日最大300人態勢で、
キャンプ場周辺の林道や山中を捜索。
沢が流れ込む道志川下流域、
県境を越えた相模原市の道志ダムに至る東西約15キロ、
南北約7キロの範囲に広がり、
住宅への聞き込みは村内全域や都留市、
山中湖村にまで及んだ。
井上署長は
「地形も山に囲まれ、非常に困難だった」。
行方不明当日、
とも子さんが丁字路を西に曲がる美咲さんを見たのが
最後の目撃情報だ。
10日目の9月30日に取材に応じたとも子さんは、
「最初は事件性は薄いだろうという警察の判断に従い」、
写真を非公開にしていたと説明。
しかし、
「事件に巻き込まれた可能性もある」として
公開を県警に依頼した。
県警は、
行方不明直後から
当日のキャンプ場利用者に話を聴くなど、
事件を視野に入れた捜査もしてきた。
捜査関係者は
「事件だと断定できるような情報もない」と話す。
(野口憲太)
