大みそかに行われる、

総合格闘技のRIZIN14大会

(さいたまスーパーアリーナ)で

実施される元ボクシング5階級制覇王者

フロイド・メイウェザー(41=米国)-

那須川天心(20)の試合に、

キック1発500万ドル(約5億5000万円)の

違約金が設定されていることが29日、分かった。


メイウェザーがようやくこの日来日し会見したが、ボクシング・エキシビションマッチとして行われる試合のルールの詳細は大会2日前になっても未定。

両陣営によるルールミーティングは試合前日の今日30日夜までずれ込みそうだ。

   ◇   ◇   ◇

「世紀の一戦」のルールに那須川陣営はぎりぎりまで振り回されている。

「蹴ったら5億5000万円。

ふざけてますね」と関係者は憤りを隠さない。

メイウェザーが、

ツイッターで試合中止をほのめかした後、

緊急渡米したRIZIN榊原信行実行委員長と

メイウェザー陣営の間で、

基本ルールが決まった。

その中に、

キックボクサーの那須川が

試合中にキックを使った場合は、

1発につき500万ドル(約5億5000万円)の

違約金が加えられたようだ。

対戦が決まったときは、

RIZIN側も1ラウンド2回程度のキック使用は認める方向で交渉した。

しかしメイウェザー陣営は拒否だけでは収まらず、

違約金まで要求した。

異種格闘技の始まりといわれる

アントニオ猪木-ムハマド・アリ戦で、

猪木のキックでアリが太ももを負傷し、

世界戦が延期された事実をメイウェザー陣営は重視。

キックによる負傷、

何より万が一のリスクを避けるため、

強硬手段に出たとみられる。

関係者によると

試合で使用するグローブも軽量級の軽くて薄い8オンスとなっている。

試合当日、

もし、メイウェザーが

那須川と同じ8オンスグローブをつけることになれば、

4階級も体重が軽い那須川にとって

危険極まりない。


「天心が8オンスなら、

メイウェザーには10オンスぐらいつけてもらわないと。

選手を守る立場から、

こちらも要求していきますよ」と

関係者は話した。



試合前日の30日に会場のさいたまスーパーアリーナで前日計量が実施される。

通常なら、計量直後にルールミーティングが行われるが、

メイウェザーと那須川は今回は別行動。

関係者によると、

メイウェザーが宿泊する都内の1泊200万円というスイートルームまでm那須川陣営が午後9時に出向き、

そこでルールミーティングが実施されるという。

猪木-アリ戦も、

試合直前までルール問題がこじれた。

最終的に、

猪木がアリ陣営の要求をすべてのんで、

試合実現にこぎつけたが、

今回もメイウェザー陣営主導で話は進んでいる。

あくまでボクシング・エキシビションマッチだが、

メイウェザー陣営の意向でルールがどう決着するのか、

予断を許さない状況だ。【桝田朗】