守備のミスは致命的。奇跡を起こすのは攻撃。
初戦は、予想が外れたA組ですが、主力の負傷離脱でお手上げになってしまったスイスは計算外ですが、チェコの敗退は予想通り。さらに、勝ち点で並んで当該チームの直接対決が得失点差よりも優遇されているレギュレーションということで、チェコ3位、スイス4位になっています。
ですが、通常の感覚だと得失点差で0>-2でスイスが3位という感覚があります。自分の予想は80点ですね。
B組は、今日三試合目ですが、クロアチアの勝ちぬけが決まって、今日の注目はドイツ対オーストリアになります。ポーランドは初戦でドイツに負けているため、オーストリアがドイツに勝利して、自分たちがクロアチアにさらに多く得失点差で勝つことが条件になります。
例:オーストリア1-0ドイツ、ポーランド2-0クロアチアで総得点で上回る
つまり、事実上ドイツかオーストリアかという話です。問題は、ドイツの出来がどうとかいう話ではなくて、オーストリアの出来が相当良いと感じます、結果がついてきていないが善戦しているし、二試合ともゲームを支配している感じを受けた。(クロアチアには、前半すぐのPKで0-1で負け、ポーランド戦では、押しながら先制されて、後半攻め込んで、終了間際にPKで追いつく)
経験、攻撃力、守備力、タレント力など、言うまでもなくドイツが上回っている。でも、前半にドイツが勝負をかけて、凌ぎきられてしまった場合、オーストリアの勝利というアップセットも起こり得る。
予想:引き分けてドイツが2位通過、ポルトガルと対戦する。
C組は、フランスとイタリアの守備力がここまで酷いとは思わなかった。特に、イタリアはCBの危険予測能力の低さは、異常だ。カンナバーロは、それほど広い地域のピンチに満点の対応をしていた証明でもある。
このグループの注目はルーマニア対オランダとなった。報道でオランダが手抜きをするのではないかという論調が目立つが、十分ありうるし、そもそもその前に、予選グループで同組にいた二チームの直接対決が、1勝1分でルーマニアが勝っているという事実を抜きにしてはいけない。
予想:ルーマニアが勝つと思いますし、その前に、イタリアとフランスが引き分けるのではないでしょうか。
D組は、順当にスペインが勝ち抜けた。スウェーデンもチーム状態は良くて、ロシアに負けるなんてことは考えにくいが、三試合目でようやくエースのアルシャービンが出場停止が明けることがどう作用するか。
スウェーデンは、負けなければ良いので、安全に戦うと思う。
予想:引き分けてスウェーデンの突破
今回珍しいことは、全てのグループで1位通過が連勝で二試合目に決まったこと。大概、通過が決まらなかったり、二チーム通過が決まるが、一位を目指して直接対決というパターンが多いのだ。特にC組は二試合目でまだ最下位にまで1位の可能性があるといった状況になりそうだったのに意外でした。
ちなみにタイトルの守備のミスは、チェフで、奇跡を起こしたのはトルコです。個人的には予想通りなんですが、試合展開上、奇跡でした。