第86回全国高校サッカー選手権大会 | soccerと成長

第86回全国高校サッカー選手権大会

1月14日 決勝が聖地国立競技場で行なわれた。


もちろんみなさんは、結果は知っていると思います。


前夜麻雀をしながら、軽く予想したスコアが3-0で流通経済大学付属柏高校が勝利としていたので、だいたい展開は予想通りではありました。


個人的には自分が試合に出たわけではないのですが、地元であり高校でライバルチームとして戦った、津工業高校を応援していて、同じ東海地方の藤枝東に勝って欲しかったのですが、贔屓目に見ても差が歴然です。


ちなみに当時津工業が三重で第2or第3シードのチームでうちの高校は第4~第6シードでした。自転車で5分くらいだったので何度か練習試合やりましたし、藤田監督は当時も監督さんでした。重ねて言うようですが僕はBチームなので試合には関係ないです。笑


特に津工業のプレースタイルが攻撃的パスサッカーで準決勝で完敗しているのが、藤枝東には分が悪かった。


柏はパスサッカーに強いチームだと言うことです。準決勝ではたぶんという程度でしたが、決勝を見て確信しました。


柏はかなり守備的なチームだと思います。それは守りに入るということではなく、あの攻撃は守備が生み出しているものです。


ポイントはボールの奪い方サイドバックの攻め上がりのタイミング攻め手の人数です。


柏のボランチの田口、中里の二人の攻撃のときのポジション取りが非常に良いため、相手のクリアボールをことごとく拾える。それを実現するには後の二人、村瀬、名雪のバランサーが攻撃をしつつ相手のクリアする方向を限定していることです。無駄に動かなくとも楽にとれるという効率のいいサッカーです。


サイドバックは攻め上がりを果敢にするわけではなく、基本は後ろにいます。これが意外とキーだと思います。

上がらなくとも、攻められてしまうということはあるかもしれませんが、上がらないことで相手に隙が無く、なんとかしてこじ開けようと相手が攻め手を増やし、バランスを崩したところを自分たちのリズムにしています。


これは攻め手の人数にも関係があり、基本攻撃にはあまり人数をかけていないということです。ただ押し込んでいると自然に人数は増えますが、相手も下がりすぎているためカウンターを受けにくいということです。


以上の点でバランスがいいチームだと言うことです。良い意味で無理をしないチームで、カウンターでリアクションサッカー主体なのとあいまって、あの強さが生まれたのだと思います。


大前選手は確かにスペシャルな存在ですが、それよりも中盤を作る4人、名雪、村瀬、田口、中里の4人がかなり鍛えられたチームでした。


プロになるということで、大前選手の僕の評価としては大久保>大前>平山って感じです。


近いうちに今大会まとめ的なものを書くつもりなのでお願いします☆