※長文になりますので時間が空いた時に読んでみて下さい。。。







『心で見なくちゃ

ものごとはよく見えないってことさ。

かんじんなことは、

目に見えないんだよ。』

~サン・テグジュペリ~
“星の王子様”より





BAR Knot Hauntは
立ち上げてから
おかげさまで4年半が経とうとしています。

何も知らない僕が1から始めたBARですが、今ではお酒の種類は何倍にもなり、
経験や知識も増え、

まだまだ未熟ですが、
お店としての形が見えてきたように思えます。

Knotの成長と共に、

お客さんもありがたいことに
少しづつ増えてきました。



ですが、、、




Knotはこんな店で、一番大切にしていることはコレなんだよって

僕が明確にお客さんに伝えたことは
ありません。

なぜなら、
想いとは、伝えるものじゃなく、
伝わるものだと思っていたからです。


でも最近少し考えが変わってきました。
コミュニケーション不足が原因で、
人間関係が上手くいかなくなるのを何度も経験したし、見てきたから。。

伝える努力も必要なんじゃないか?
今ではそうも思います。

なので、
こっぱずかしいのですが、
Knotが、僕が、
大切にしている
価値観を人の目に触れるところに
出そうと思います。

相当クサいと思います。
心の準備を!(ー ー;)



結論をまず。。。

Knotという
BARにおいて一番大切なもの、







それは愛です。






大丈夫。僕も鳥肌が立っていますよ( ̄▽ ̄)笑



まぁなんというありふれた
回答なのかと思います。
でも、他に言い換えられる
言葉がないんです。

使い古されたこの言葉を
使うしかないのです。





そう。
僕がBARとバーテンダーに必要だと思うものは『愛』なんです。

もう少し
具体的な話にしましょう。

BARというのは
お酒をお客さんに提供する
場所ですね?

当たり前ですね。

でもその当たり前のことが、
BARを特別な場所にしている理由なのだと思います。

みなさん
お酒は何のために飲んでいますか?
みんなでワイワイ楽しむ為に飲むのが
酒の役割だと思っていませんか?

確かにそういう側面もあります。
仲間で飲む酒は楽しい。

でも
昔から酒は

百薬の長と言われます。

人を癒したり、励ましたりする力もあるのです。



BARにはいろいろな人が来ます。

楽しい酒を求める人
癒しの酒を求める人
孤独な酒を求める人
旨い酒を求める人
自分と向き合う酒を求める人
絆を深める酒を求める人

そんな人全てに寄り添い
場所と、精一杯のお酒を提供する。
そしてそれだけでなく、

時に良き友であり
時に良き師であり
時に良き兄であり
時に良きライバルであり、

その作る一杯に
励ましや、慰めの心を込める。


それが
バーテンダー(バーの案内人という意味)
だと僕は思っています。


ね、愛でしょ?笑


逆に言えば
知識、技術、調度品、品揃え。
それらを向上させるのはもちろん良いことですが、それを自分のプライドのために使うのは愛じゃない。
銀座の名店で何年修行したって
何千本のウイスキーを揃えたって
そこに愛がなければ、
それだけで、その人はバーテンダーではないのです。
その人はカクテル屋さんかウイスキー屋さんです。




要するに

美味しいお酒を提供するというのは側面でしかなく、
BARの本質とは人を愛すること。

ということです。



ただ、店によって愛の形は違いますけれどね( ̄▽ ̄)
愛があればまずい酒でも良いのかと言われれば、そうでもないですしね!
悪酔いします!笑




……
これからは
BARでお酒を飲む時は

舌に飲ませて美味い不味いを
判断するだけでなく、

魂にも飲ませることを
意識しましょう。それこそが、
BARの本当の使い方なんですよ。

非常にクサい話をしましたが、
僕はいたって真剣です。笑



蒸留酒は
英語でspirits(魂)


酒は魂の飲み物ってことです。



では今日はこの辺で!!
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