去年のゴールデンウィーク明け

次男が不登校になりました


長男が退学になった時でさえ

なんとか持ち堪えていた私の自尊心が

奈落に落ちていきました


これはもう、母親失格だ

しっかりと自分にレッテルを貼ってしまい

コソコソと生活するようになりました


辛うじて仕事には行くものの

通勤の車の中で、涙が止まらず


仕事中も気を抜くと、

次男のことを考えていました


夕方帰宅しても

次男の部屋は暗いままで

明るくて、おしゃべりだった次男が

暗い部屋で何を考えているのか

想像すると

懺悔の気持ちでいっぱいになりました



辛い辛い日々でした



長男が、そんな弟にゲームソフトを買ってくれました

「僕は受験生だから」と、自分はしないのに、「これは面白いから」と

半強制的に弟に与えたのです



帰宅すると

リビングが明るくて、ゲームをしている次男の背中に、ホッとしました


部屋に持ち込まず、リビングでするのは

小さな画面だと、目が悪くなるからだそうで


そんな生真面目な性格が

その後の家庭での生活を、少しずつ改善していく原動力になりました


ゲームはやり切ったと言い、しなくなりました

スイーツを作り始めました

私は材料の買い出し係です


最初は失敗しました

仕事から帰宅すると、材料は全てゴミ箱に捨てられていました

その日は部屋からなかなか出てきませんでした


2度目は上手くいきました音譜

帰宅すると、家中が甘い香りに包まれていました

次男も少し満足そうで、私はいただきながら嬉しくてこっそり泣きました


キッチンであれこれと作り始めました

朝ご飯や昼ご飯は自分で作るからと、作り置かなくて良くなりました

今も、私がキッチンに立つ時は次男がいつの間にか横にいて1品2品と作ってくれますにっこりニコニコ



長い昼夜逆転の期間

何度か勧めた病院も、拒否を続けた次男でしたが

突然、筋トレを始め、

体力作りをし

自ら睡眠を整えました


自分でやったという自信

親には手出しできない領域がある

小さな自信を積み重ねて



そして息子は、見違えるように元気になり、新しい自分を楽しんでいますニコニコ