恋愛小説というジャンルで括るのが憚られる作品。
甘い、とか、切ない、とかじゃなくて、
もっと切羽詰まった感情が伝わって来る。
このカンジは窪美澄さんらしいと思う。
改めて、誰かと一緒に生きて行くことの大変さ、そして大切さや尊さを感じた。
内容紹介
富士山を望む町で介護士として働く、
かつて恋人同士だった日奈と海斗。
老人の世話をし、
ショッピングモールに出掛けることだけが息抜きの日奈の家に、
東京に住む宮澤が庭の草刈りに通ってくるようになる。
生まれ育った町以外に思いを馳せるようになる日奈。
一方、海斗は、日奈への思いを断ち切れないまま、
同僚の畑中との仲を深め、
家族を支えるために町に縛りつけられていくが…。
読むほどに打ちのめされる!
忘れられない恋愛小説。
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