『クローン犬』


ご存知の方もいらっしゃると思いますが

その名の通り

犬のクローンを作ると言うものです







とある国では

1000万円をかけて

愛犬のクローンを生み出すということが

既にビジネスとして行われているようです








わたし自身、今までも何度か目にしてきて

感じることや考えることはありましたが

先日、『愛犬のクローンってどう思う?』

と直接聞かれたので

自分の考えを書いてみようかな。

と思いました







ただし

とてもセンシティブな話題だと思います







なかなか語彙力に自信がありませんが

ママン自身の意見を述べます





考え方か違う、おかしいと感じた方は

どうぞ、お戻りください

ブロックしていただいても構いません








わたし自身

経済的な理由を抜きに

愛犬のクローンを作ることに前向きな人

作りたいと考える人とは

一生、分かりあえません

分かりたくもありません







わが子のクローンを作るとは

ママンにとっては身の毛もよだつほど

嫌悪する考え方です








科学の進歩は目覚ましいものです

遺伝子操作という技術により

クローンというものが作られるようになりました






遺伝子操作という技術が

わたしたちの生活を

少なからず便利にしたということもあるでしょう






しかし

遺伝子を操作するというのは

神の領域だと感じます







人間のクローンを作ることは

倫理上の問題から

法律で禁止されていますが





もし仮に

あなたが死んだ後

自分の家族(両親や妻・夫、子供)あるいは他の誰かが


あなたと会いたい

あなたが居なければ苦しい

あなたしか愛せない


と言って

あなたのクローンを作って

そのクローンを愛するとしたら

あなたは、どう感じますか?







そのクローンはあなた自身ですか?






あなたは幸せですか?







わたしだったら

恐ろしくてたまりません






例えどんなにわたしと見た目が同じでも

クローンは絶対にわたし自身ではありません

そのクローンが宿す魂や心は

全く別のもののハズです







それを分かってるから

人間のクローンは禁止されてるんでしょう






もし、

死後にクローンを作って

生前の魂までも宿すことが出来るとしたら

それは不老不死です









しかし

そうではない

いくら全く同じ遺伝子を持ったとしても

オリジナルとクローンは

全く同じ見た目をした赤の他人です








ちょっと話は逸れますが

自然界のクローンと呼ばれる一卵性双生児

全く同じ遺伝子を持ち

同じ母親の胎内で育ち

同じタイミングで同じ母親から生まれ

ほとんど同じ環境で育つ双子でさえ

別々の魂を宿し

違う感性と考え方を持ち

それぞれの人生を歩んでいくんです









もし

愛する家族や友人が

わたしのクローンを愛したとしたら

わたしという存在はなんだったのか?

わたしじゃくても良かったのか?

わたしと過ごした愛おしい時間はなんだったのか?

と感じます








命とは時間そのものです








わたし達は誰かと関わる時

誰かを愛する時

必ず自分の時間(命)を犠牲にしています







だからこそ

嫌いな相手とは関わりたくないんです

だって、命を使うんですもん



時間は有限だって言うでしょ?

それは命には必ず終わりがあるから






この世界ではひとつの命が

永遠に生きることは許されてないんです







愛すると言うことは

必然的に自分の命を使うということ







それは

相手も同じ







愛する家族はみな互いに

自分の命(時間)を使いながら

幸せを感じ、愛し愛される喜びを感じてるんです






そりゃあ

自分の命を使うほど愛おしい誰かを失ったら

苦しいし、悲しいし、

悪魔にさえすがりたくなるでしょう







でも、例え

その苦しみから逃れるために

クローンを作ったとしても

時間(命)は決して取り戻せません








わたしたちに出来ることは

限りある時間(命)を大切に

今を全力で生きて、全力で愛することだけです







逆に言えば

限りあるからこそ

今を大切に出来るんです








クローンを作るということは

オリジナルが生きてる間に使った時間

真に愛するものの命や魂

そして心そのものを冒涜する行為です








愛犬は

ハンドバックやアクセサリーとは違いますよね?


見た目が同じなら

共に過ごした愛おしい時間や魂や心は

どうでもいいんですか?








愛するものを失うことは辛いです

苦しいです

しかし

例えどんなに苦しくても

別れを受け入れ

時には立ち止まって振り返りながらも

共に過ごした愛おしい時間を胸に抱いて

生きていくことが

真の愛だと信じてます