MSPJ 福岡インフラ勉強会 | スミリオンのゆかいな仲間たち

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株式会社スミリオンで働く仲間たちが、システムエンジニアとして考えや思いを綴っていきます。
システムエンジニアになりたい方、システムエンジニアに興味のある方の参考になればと思います。

こんにちは、スミリオンの長嶋です。
以下の勉強会に参加してきましたので、内容を
レポートします。

MSPJ 福岡インフラ勉強会
https://connpass.com/event/64625/


私は、日本MSP協会と言うのを始めて聞きましたが、インフラ関連の
構築や技術支援などを行っている団体とのことでした。
詳しくは、こちらを参照ください。
http://mspj.jp/
※ セミナーでも宣伝されていましたが、ぜひMSPJを使ってください
   とのことでした。(加盟企業も募集中とのこと)

ここからは本題です。
1つ目のセッションは、
Terraformで始めるInfrastructure as Code入門 〜クラウドらしいインフラ活用を目指して〜

Terraformは、HashiCorp社が作っているインフラをコード化する
ツールらしく、AWS,Azure,GCP,その他などのクラウドベンダーでも
試用することが出来るとのこと。
インフラ作業でよく見る光景として、
・分厚い手順書
・チェックシートによる目視
・作業漏れ防止のクロスチェック(2名以上での作業)
・変更管理はExcelで
などなど。。。

これらの問題の解決策して
・自動化
・バージョン管理
・テスト
・継続的インテグレーション
Infrastructure as Codeとはこれらを実践する方法論

インフラ構築をコード化することで、誰でも同じインフラ環境を
構築できるし、以前の環境に戻す場合でもその時に使用した
コードを実行すれば直ぐに環境復元も可能とのこと。


2つ目のセッションは、
アプリケーションモニタリング再考

IaaS、PaaS、Dockerに代表されるコンテナ仮想化技術やサーバーレスなど
インフラ監視/運用をインフラ側だけで行うのは限界があるとして、
どのインフラを使ったとしてもアプリケーションからモニタリングする事が
可能な一例として、 Application Insightsを説明して頂きました。

基本的にApplication Insightsのデモ環境を画面を見ながらの説明でした。
デモで見れたのは、
・どのURLでエラーになっているか?(エラー件数を順位表示)
・どんなExceptionメッセージが出力されているか?(メッセージ件数を順位表示)
・DBの処理時間(レスポンス時間)
など。。。これらの情報をインフラ(運用担当)がキャッチして
アプリ担当にフィードバックしてエラー件数が多いものから対応する
みたいな流れを説明して頂いた
ちょっとの説明時間しかなかったがApplication Insightsのようなツールは
今まで見たことが無かったので、こんなツールで運用できたら運用側はかなり
楽になりそうな気がしました。
(アプリログ、アクセスログ、エラーログなどを追っかけなくてすむ。。。)


3つ目(最後)のセッションは、
CacooのHTML5移行にまつわるインフラストラクチャーの再構築

ヌーラボさんのCacooと言うツールをflashからHTML5に移行した際の
お話でした。
発表された方は、アプリ担当だったらしいのですがインフラ観点で
移行時に苦労した点やつまずいたこと、注意点などをとても詳しく
説明して頂きました。

発表後は、親睦会もありお酒を飲みながらいろいろな方と情報交換
させて頂きました。
日本MSP協会主催の勉強会は、地方ではあまり行っていないとのことですが、
次回もまた参加させて頂きたいと思います。

では、また