なかなか電話出来なかった理由 | どっこい生きてる山の中 ぽちのブログ

どっこい生きてる山の中 ぽちのブログ

癌と介護と資格試験と私。
どんより幸せの毎日が
私を支える山の中。
明日はどっちだ、多分こっちだ。
5年生存率10%を無視して延命中の私が送る
後ろ向き人生のススメ

また、随分と間があいてしまいました。

ネタはあるのですが(オモロイネタ)

どうしても、書く気になれなかった。


これからはぼちぼちと。


さて、今日の事。


やる事リストの中に、

泌尿器科の病院の予約キャンセル電話があった。


予約は来年1月。前に行ったのは入院中、

介護タクシー云々の時期。


亡くなってから

直ぐすれば良かったものを

なかなか出来ないままでした。


いや、そろそろしないとなと

思ってたら矢先、

病院から電話があった。


内容は、予約を入れていた日に

担当医が診察出来なくなったので

翌週に変えてもいいですか?

という電話。


「実は母が9月に亡くなりまして、

こちらから、キャンセルの電話を入れる予定でした」と返した。


向こうの方、しばし沈黙。

そうだよ、私だって、いきなり言われたら

なんで返していいかわからない。

私も、お世話になりましたと言わなくてはいけない所、電話連絡の遅延を謝っただけだった。


怖かったのです。

ずっと通ってた病院に、母が亡くなりましたと

伝えることが。


正直、地獄の通院。

いい思い出など、何一つないけど、

全く無くなった今、無性に寂しい。

あっ、生きてるって実感できるのは、

病院とかに行って、他者と関わっていた時だったのかもしれないなと思った。


とにかく大変だったけど、

母は、あの時生きていたんだ。


しかし、ナイスタイミングで、

病院から電話。

これは無精の私に母が

気を利かせてくれたのかもしれないと、

有り難く受け取っておこう。