前回のつづきです。
豊田市美術館の常設展で
髙橋節郎さんの漆芸作品に
吸い寄せられるように
ひと目で虜になってしまった私。
カラフル好きな私が
まさか漆の世界に
興味を持つ日が来るとは
思いもしませんでしたが
他の作品も拝見したいと思い立ち
豊田市美術館 髙橋節郎館の
リニューアルオープンの機会に
出かけてみました。
ガラスケースに
反射しまくり千代子さんの
写真たちで失礼します。
(昭和世代の方だけ笑って下さい。)
反射はしていても
息をのむ漆の艶やかさと
伝統的な漆の工芸品とは
また一味違う
髙橋節郎さんならではの
モダンな芸術作品であることは
初心者の私でも分かりました。
髙橋さん自ら編み出された
”鎗金(そうきん)”と呼ばれる
技法を使った作品が
数多く展示されていました。
その金の線の細さに
驚愕すると共に
「いったい一枚の作品が完成するのに
どれほどの時間と労力を
費やしたのだろうか ?」
ガラスケースにへばりついて
そんな想いに馳せることができるのも
実物を鑑賞できる
髙橋節郎館ならではの体験。
↑↓ 髙橋さんが
漆で一番美しいと考えていた
黒・金・朱の三色を使った
作品のインパクトの強さよ !!



↑音楽愛好家の髙橋さんは
楽器にも黒漆・金銀・螺鈿の
装飾を施すことで
宇宙の美と調和を
表現しようと
されていたそうです。
私はまた髙橋節郎館という
(勝手に感じた)
パワースポットに
漆芸術の勉強もかねて
再訪することでしょう。