ありがたい事に転院した
父の状態が落ち着いてきました。
先月の緊急入院以来
病院からの電話を待機していた
緊張感をやや緩めてもよし!となり
さっそく劇場鑑賞したいと思っていた
映画を観てきました。
上映終了間近の滑りこみセーフ。
『哀れなるものたち』
(原題「Poor Things」)
(*画像をお借りしました)
映画の公式サイトには
>天才外科医によって蘇った
若き女性ベラは
未知なる世界を知るため
大陸横断の冒険に出る。
時代の偏見から解き放たれ
平等と解放を知ったベラは
驚くべき成長を遂げる。
と概要が記されていましたが…
「いい意味で
予想を裏切られた作品 」
でした。
そして
「そりゃ、R18+ 指定はごもっとも!」
の内容で。
(初デートの映画には刺激的すぎるかも)
舞台は19世紀後半のロンドン。
モノクロとカラーとCG画像が
オシャレに混ざりあった作風で
ファンタジー要素が強いため
昔の海外文学小説の中に
入りこんだ感覚になりました。
私が『哀れなるものたち』を
通して感じたテーマは『冒険』。
主人公ベラの冒険はもちろんのこと
ベラを演じたエマ・ストーンにとっても
過去を振り返った時に
きっと自身の代表作と思えるような
挑戦と冒険だったのではないかな、と。
(彼女の一糸纏わぬ姿が何度も映し出されますが、
均整のとれた身体の美しいこと。)
また作品の中に流れる音楽、
特にエンドロールが
分かりやすかったですが
不協和音や
前頭葉が震え歯に響くような音色
(私だけ?)を使ったりと
こちらも冒険色が強かったです。
そしてパフスリーブが印象的な
主人公ベラの衣装が
とてもステキでしたので
鑑賞される方はぜひ
チェックしてみて下さい。
あっ、それから
天才外科医によるグロい場面もありますし
(私は目を瞑りましたw)
最後まで色いろな意味で
ゾクゾクっとする作品ですので
体調が安定している時に
ご覧になるのがオススメです。