2023.6.2(金)。
↑早起きをしてスコーラの
素敵なホテル『シェ・タロウト』さんの
2Fからサンライズタイムを堪能。
アフリカ大陸ではありますが
寒暖差が激しく
朝日が昇る時間帯はまだ肌寒かった!
ベージュ色のグラデーションで彩られた
雄大な景色の中から
柔らかで暖かな光を届けてくれる太陽を
静かに見つめられた時間の
なんと贅沢なことよ。
「もともと人類は朝を迎える時に
太陽の恵みに感謝し敬い
今ここに在る自分の心を整えながら
一日をスタートさせていた
のではないだろうか。」
そんな太古の記憶とつながりそうな
思いが湧き上がってきました。
この日は朝食前に希望者のみ
オアシスへ散策。
もちろん私は参加しましたよー!
なのだと分かりました。
ガイドさんと河野先生のお話によると
オアシスは何百年もの間
現地の人々の工夫によって
維持されてきたそうです。
まず、スコーラの乾燥した地面下には
冬場には雪からの恵みを得られる
アトラス山脈からの水脈が
流れている好条件があったこと。
その条件下のもとで
樹木の植え方一つにしても
一番高く育つナツメヤシの木
→その下にリンゴやスモモなど
→またその下にハーブや野菜類
というように
下の植物を直射日光から守り
貴重な水の蒸発を防ぐような工夫や
仕組みが考えられ継承されてきた。
また 農薬をほとんど使わない
モロッコではオアシスの中に
さまざまな鳥・小動物・昆虫が共存。
何百年もかけて現地の人たちが
工夫を重ね守りつづけてきたオアシスは
現在、自給自足のとてもエコな環境として
循環しています。
↑帰国後に
「モロッコで一番美味しかったモノは?」
と聞かれて
モロッコ料理が口にあった私は
回答に迷ってしまうのだけれど
私の味覚を一番感動させてくれたのは
オアシスの野生のリンゴでした。
ガイドさんが参加者のみんなに
勧めてくれて口にした
2口サイズくらいの
小さな小さなリンゴ。
これまで数えきれないくらい
リンゴを食してきた私が
「アダムとイブが口にした林檎って
こんな味がしたんじゃないの!?」
(また出たっ!正真正銘の知らんけど。)
と思うくらい
自然のほんのりの甘みと
酸味のバランスが完璧で
おいしさが身体に染みわたりました。
スコーラのオアシスの話。
とっても長くなってしまいましたが
最後まで完走させて下さい!
と言うことで
明日につづく。