現在 愛知県内の4つの会場で
開催されている
『国際芸術祭 あいち2022 』。
会場のひとつ一宮市で
アート鑑賞をしてきた
ご報告レポート②です。
本日は今や世界的に評価されている
美術作家の奈良美智氏の
展示作品の一部をご紹介します。
作品ごとに変わる
色の印象も
感じて頂ければと思います 。
↑奈良さんの作品だけが
展示されている
旧 名古屋銀行一宮支店
『オリナス一宮』。
大正13年設立の歴史ある建物で
現在は多目的ホールとして
利用されているそうです。
建物の内外装も
一見の価値がありますよ。
↑入場後すぐの作品。
「えっ?何」と
最初から心を掴まれた時点で
奈良さんワールドに
引き込まれていました。
↑『オリナス一宮』内には
奈良さんのお茶目さ全開の
作品なのか落書きなのか
分からない筆跡が数ヶ所に
ありました。
会場へ足を運ばれた方は
お見逃しなくチェックして下さい。
↑作品名『Miss Moonlight』
奈良さんは青森県ご出身ですが
愛知県立芸術大学・大学院を
卒業されて
初めての個展も名古屋で開催。
愛知県とは少なからず
ご縁のある画家さんのようです。
↑封筒の裏に描かれていた作品。
もぅ、どれも愛しくて
見ていて飽きなかったです!
↑『国際芸術祭 あいち2022 』のテーマ
STILL ALIVE
〜 今、を生き抜くアートの力〜
に呼応するかのような作品。
↑入場すぐに心を掴まれた作品の
全貌が明らかに。
作品に近づくと
水音に気がつきます。
よーく観察してみると
頭部が重なり合った子供たちの眼から
一筋の涙が絶えることなく
流れていました。
作品名は『Fountain of Life』。
直訳すると『人生の噴水』ですが
私は噴水というよりも
”祈りを捧げるための教会”に
いるような感覚に捉われました。
以前のように日本のメディアで
取り上げられなくなっても
今もまだ続いている戦争。
誰もがこの美しい地球で
愛し愛され
笑顔で毎日が過ごせるよう
祈りを捧げた作品でした。