図書館を利用することが多い私が
業を煮やして購入した一冊。
『52ヘルツのクジラたち』
町田そのこ 著
(中央公論新社)
名古屋市の図書館では
1年ほど前から予約数が
1,000人以下になることがなく
いつ手元に届くのか
まったく分からない状態。
2020年4月の初版発行から
約2年を経ても
本好きの人たちから支持されて
いるということは
「買って損なし!」
の一冊だと判断しました。
Amazonの袋を開封して
少しだけ…と読み始めたら
(案の定)動けなくなってしまい
半日で260ページの小説をイッキ読み!
眼精疲労よりも
お尻の痛さよりも
読後に心に渦巻いた感情を
どうにも処理しきれずに
ベッドに倒れこんだら
そのまま眠りに落ちていました。
2021年の本屋大賞1位に
選ばれるのも納得の一冊でした。
そして
『52ヘルツのクジラたち』
は本の装丁もステキなんです。
表紙には寒色系の
植物でかたどられた
クジラのイラストと
左上に暖色系のお花で
「52」の数字が記されています。
↑カバーを外してみると
まるで聖書のような
ブラウン×ゴールドの色合いの中に
よーーく見るとクジラが2頭。
(分かりますか?
首を傾けて横目線で見ると
分かりやすいかもしれません。)
私はすぐに気がついた訳ではなく
コチラの記事を読んで見つけました。
そして、この本には
本篇のスピンオフが
帯裏に収録されている贅沢さっ!
図書館の本は帯がテープで
しっかり貼られているので
読みたい衝動で
爪でテープをカリカリしかねない
私を想像すると
(※ダメ!ぜったい)
「購入して手元に置いておくべき
一冊だったのだな 。」
と、納得するご縁本なのです。
『52ヘルツのクジラたち』。
もし、コチラの小説が気になって
いらっしゃる方は
ぜひぜひ、ご一読頂きたいです。
そして、夜ふかしをしたり
泣いたりしても大丈夫な
休日の読書をお薦めします。