本日 名古屋市美術館で開催中の
『グランマ・モーゼス展
〜素敵な100年人生〜』
を鑑賞してきました。
本名は
アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス
さん。(1860-1961)
グランマ・モーゼスの愛称で親しまれている
アメリカの国民的画家。
…なんだそうです。
失礼ながら
私は初めて聞いたお名前でした。
個性的な画風が好みの私は
地下鉄内で展覧会のポスターを
ぼんやり眺めていたのですが
ふと、絵よりも
ある言葉が目に留まりました。
人生は自分で作り上げるもの
これまでも これからも
ーグランマ・モーゼス
なんでも
無名の農婦だったモーゼスさんが
本格的に絵を描き始めたのは70代!
80歳の時にニューヨークで
初個展を開催。
そして人気画家になってからも
農家の一主婦として暮らしながら
101歳で亡くなるまで
描き続けたそうです。
彼女の人生の軌跡が
ストレートに響くお年頃。
俄然、モーゼスさんが描いた
本物の絵を見たくなって
展覧会に出かけた次第です。
↑名古屋市美術館に隣接する白川公園
自然と四季折々の暮らしが描かれた
素朴な絵の温かさ。
刺繍絵が得意だったモーゼスさんの
ひと針ひと針が
愛情はそのままに
一筆一筆に置き換えられて
キャンバスに広がっていました。
私のような素人が見ても
70代に比べて80代・90代の
作品の方が
絵のテクニックも色合いも
上達されているのがよく分かりました👏。
12歳で実家を離れ奉公に出て
27歳で結婚。
10人出産された内
成人されたのは5人。
長寿でいらしたため
ご主人や子供さん達が先に
亡くなっています。
そんな波乱万丈の人生経験をされてなお
彼女の絵画や言葉から
”人生を諦めない”
という力強いメッセージを戴いた
本日の展覧会鑑賞でした。