いつも枕元に置いてある愛しい本。
数年前に美術館の書店で
装丁に引き寄せられるように
手に取りました。
パラパラとめくってみると
そこには私の
無条件の大好き
が大集合していました。
理由は分からないけれど
「好き」という感覚だけで
集めていた物たちに
”アール・ヌーヴォのデザイン”
という共通点を教えてくれた本。
☝石鹸のラベルとワセリンの缶
☝香水瓶や石鹸などのラベル
本には19世紀末から
20世紀初頭にかけて
ヨーロッパを中心に人気のあった
ファッション・お店・雑誌
で使われていた図案が
掲載されています。
配色からデザイン・書体に至るまで
私が”美しい”と感じる
エッセンスがぎゅっと詰まっていて
悶絶です。
☝1910年に発売された「La Nouvelle Mode」の表紙集
「この表紙モデルになれた女性達は
一生の誉になったのだろうな~」
なんて想像の翼を広げます。
☝世界初のデパート「ボン・マルシェ」の
上:カタログ表紙と下:広告
『オシャレすぎる~!!』
本の題名には
”ロマンティック”図案とありますが
私は甘さよりも
アール・ヌーヴォのデザインに
共通する
植物や有機的モチーフを多用した
曲線的なデザインに
カッコよさを感じます。
本日は
私の細胞レベルの「好き」を
熱く、暑苦しく綴りました。
興味のない方や
まったく好みが違う方には
「知らんがなー 。」
の世界(笑)。
微笑みを浮かべて
夢へといざなわれる
あなたの枕元のお気に入りの
一冊は何でしょうか?