先日、奄美の神様と呼ばれてる方にお会いしてきました。

奄美大島にはユタやノロと呼ばれる方がいらっしゃいます。
ネットでいろいろ調べていると、私がよく行く高千穂神社の近くにお住まいだということがわかりました。

思いきって電話をしてみました。

念のため確かめますよね。
「ユタ神様の◯◯さんですか?」

「私はユタではないです。」

真顔あれ?
間違い電話をしてしまったのか?
ネットの情報間違ってる?

「ユタではないけど、私は霊能者でそれでもよければみてあげれるけど。ユタを探しているなら紹介しますよ。」

この方は、ユタでもノロでもない霊能者で、私にはその違いがよくわかりませんが、これも何かのご縁と思いました。

空いている日を伺って、みてもらうことにしました。お忙しい方のようで、1週間後のお約束となりました。

無事予約完了
しかし、電話を切って...

真顔あれ?
日にちは聞いたけど、時間は?
慌てて再度かけ直し、時間を確認。
持ち物はネットで調べていたけれど、一応こちらも確認。

「時間は最初の方が9時だから…。
持ち物はあれ?聞いてない?」と言われて、

「焼酎、お塩で大丈夫ですか?」

「そうそう」

皆さん島の方の紹介で訪れる方が多く、私のようにネットで調べて連絡してくる人は少ないみたいです。


約束の日の前日、酒屋さんに行って焼酎を買いました。
どんな焼酎がいいかお店の人に尋ねると、親切に教えてくださいました。

「焼酎はコレ、その他に、粗塩1kを用意して最初に渡してね。謝礼は大体3000円くらい。これは最後にお納め下さいって渡すのよ。」

思わず行ったことあるんですか?と、聞いてしまいました。
すると、みてもらったことがあるそうで、島の人はみんな悩みごとや相談があれば、ユタ神様のもとに行くそうです。
奄美では、生活に密着した存在のようですね。


これで準備万端。
しかし、心配性な私はネットで検索しただけの住所があっているのか心配で、ご自宅を確認してみることにしました。

大体この辺...
でも表札が見当たらない。
するとたまたま向かいの家から、人が出てきたので尋ねてみました。

すると、
「神様のおうちはここよ!でも約束してるの?みてもらうなら、予定を伺って、午前中じゃないと...」

「実は明日お約束をしていて、初めてなので迷子にならないように確認にきました。」と伝えると、ふふふと笑われましたが、親切に神様に明日の確認までしてくれました。

家の中から「明日9時に来てー!」
神様の声が!! 

ご近所の方と神様との不思議な距離感になんだかほっこりしました。

お騒がせしました。という思いと
島の人の親切に感謝です。



【つづく】