地球人でいこう! -3ページ目

ウニふりかけの奇跡

私はもともとご飯よりパン派な非国民体質で、「外国の食事が合わない」なんて
経験はあまり記憶にありません。っていうか、むしろ外国の食べ物が大好きラブラブ


その昔、1か月位の海外滞在は何度か経験済だったけれど、いざ大学に編入、と
なったときは、片道切符でとりあえず1年は戻ってくるつもりがなかったので、
半年くらい経ってくると、さすがに母国の食事が恋しいと思うようになりました。

初年度は大学構内にある寮に入ったため、食事は主に学生食堂でのビュッフェ
スタイルでした。←食べ放題ゆえ、9か月間で15kg増量した子もいましたよ。
学食通いのおかげで、いろんな友達の輪が広がって、毎日楽しかったわ音譜


ある日、世界各国から集まった交換留学生の子たちと夕食を取っていると、
何度か話したことがあるくらいの一人の日本女子が、ちいさなパウチ袋を
手にやって来ました。


$地球人でいこう!




すると、どこからともなく日本人留学生が、わらわらと集まってきました。




$地球人でいこう!


故郷の味に飢えているのは皆同じ。この連帯感はとても強いのです柔道



ラッキーなことに、この大学のビュッフェには、炊いた白いご飯がありました。
(←アメリカンの皆様は、ご飯にお醤油をドボドボかけて召し上がります。)




で、当然のごとく、





$地球人でいこう!




興味を煽られたイギリス人やらフランス人やらスコットランド人も加わり、
10人くらいで分け合う。異国の地で育まれる友情ってスバラシイ合格



そして、みんなで仲良く一口ぱくり。












これがまた、












$地球人でいこう!

↑この彼女、今ではウニが大好物。この時のことを覚えてるか今度聞いてみよう。




別にウニが特別好きだったってわけでもなく、ましてやウニふりかけなんて、
多分それまでの人生において食べたことはありませんでした。そして、なんと
その後の人生においても食べていません。だって、あの感動の嵐は、きっと
あの瞬間だからこそ味わえたものだったろうから。



例えるなら、

子供のころ、家族で生駒山へ16kmのハイキングに出かけ、ようやくたどり着いた
頂上にある生駒山上遊園地(奈落の底へ突き落されるような感覚に襲われる
ジェットコースターがある、知る人ぞ知るローカル遊園地)で飲んだファンタの
フルーツパンチ味が絶品で、疲れ切った五臓六腑にしみわたりました。しかし後日、
「あのおいしさをもう一度」と再び飲んだ時には、記憶とは全く違う味で、
家族全員がっかりしたものでした。



そんな感じ?ちがうか??





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