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ネットを楽しく利用するために必要なこと

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前回に続き、インターネットのトラブルに巻き込まれないための対策と、利用する際の注意点についてお話しをします。

〇お子さんに携帯電話やスマートフォンを与える時は、フィルタリングを設定しましょう。

スマホは、ネットいじめ、出会い系の被害者、危険ドラッグ、不正アクセスができてしまうツールだということを、お子さんに話して下さい。

フィルタリングはネット接続する際に、有害・違法情報に制限をかけることができます。

過去、インターネットに関連するトラブルや事件に巻き込まれる未成年者の大半が、フィルタリングの設定をしていませんでした。

フィルタリングの詳しい情報は[デジタルアーツ]をネットで検索してみてください。

〇LINEのID交換は、必要最小限の人にしましょう。

いくつものグループトークを掛け持ちすると、既読や返信が遅いと嫌われてしまう、仲間外れになりたくないという思いから、トークが気になり、スマホから目が離せなくなります。

お風呂や食事の時間さえも、スマホがないと落ち着かず、学業や仕事がおろそかになってしまいます。

睡眠不足やストレスになったり、既読や返信が強迫観念になる例もあり、ひどくなると、うつ病を発症するそうです。

中高生の間で「つながり依存」が問題になっていますが、普段から連絡をとらなくても、心のつながりはありますから、あまり気にしないようにしましょう。

〇twitter・ブログ・ニコ動など、フォロワー数、閲覧数は気にしない。

最初は友達と一緒にtwitterを始めたのに、友達の方がフォロワーが多いとライバル心が芽生えたりするそうです。

ブログや動画サイトも閲覧数を他人と比較して、中には劣等感を抱く人もいるようです。

フォロワーや閲覧数が、人柄や人気のバロメーターのように思ってしまい、注目を浴びたいという気持ちから、過激な内容を投稿してしまうんです。

電車内や行楽地などで、他人を盗撮して「この人、変な顔」などとSNSに投稿すれば、自分が不特定多数の人からバッシングを受けてしまいます。

悪ふざけ投稿も同様ですが、世間は簡単には許してくれません。

他人と比べず、数を意識せず、自分の生活リズムに合わせて利用しましょう。

〇SNSを利用する際は、利用規約をしっかり把握しておきましょう。

「どうやって投稿するのか」だけでなく「どうやって削除できるのか」、削除の仕方を調べてから、利用してください。

言葉・画像・動画を投稿する時は、公開する前に

「自分の人生にプラスになるか?」

「誰にも迷惑をかけないか?」

「10年、20年経っても後悔しないか?」

この3つを考えた上で、ネットに情報を発信しましょう。

〇裸の写真は撮らせない、求めない。

今月の15日、児童ポルノ禁止法が改正されて、施行されました。

「18歳未満の性的な部位が露出・協調されているもの」を所持していれば、例え恋人同士であっても、彼氏と彼女の関係から、加害者と被害者の関係になります。

近年は恋人同士だけでなく、ネットだけの付き合いの人にも、露出の激しい画像や動画を送信する人もいます。

特定の人に下着姿や裸の画像を送信すれば、「カワイイ!」や「キレイですね」とか「イイネ!」と評価されるでしょう。

しかし、「褒められている」ではなく、「騙されている」という場合もあります。

褒めてくる人は「みんなもやってるよ」とか「誰にも見せないから」と言葉巧みに誘惑してきます。

相手に、1度でも下着姿や露出のある画像や動画を送信すると、次は、より過激な内容を求めてくるでしょう。

相手の要求を断れば、優しかった人が豹変して「おまえが送った画像をネットにバラまく」とか「削除したければ、言うことを聞け」などと脅してくるかもしれません。

そうなってしまった時は、どんなに嫌な思いをしていても、撮影した画像や相手との言葉のやり取りは被害の証拠になるので、絶対に消去しないで下さい。

取り返しがつかなくなる前に、親や学校の先生に相談をしましょう。

警察署に連絡をして、ネットの捜査ができる刑事さんがいるか、確認をとり、お互いの予定を合わせて、警察署に行って下さい。

リベンジポルノ・ストーカーは生活安全課、名誉毀損・脅迫は刑事課が担当になります。

あくまでも私見ですが、どちらの事件も刑事課をお勧めします。

〇歩きスマホ、ながらスマホは、事故・事件の被害者や加害者になる危険があります。

歩きスマホをしてい人が、ひったくり、痴漢、わいせつ事件の被害者になるケースが増えています。

歩きスマホや、ながらスマホをしていると、集中力が散漫して、周囲の気配がわからなくなる時があります。

また、音楽を聞きながら歩いたり、自転車を走行していると、イヤホンが耳栓になってしまい、前や後ろから人が近づいてきても、車やバイクが接近してきても、気配やエンジン音もわからなくなります。

自分が被害者になるだけでなく、ぶつかった相手に大ケガを負わせてしまった事故もあるので、ながらスマホは控えましょう。

「自分は大丈夫」という方もいらっしゃると思います。

実際、ボクもそんな気持ちがあります。

ただ、被害者や加害者になった人も、事件や事故に遭うまでは、そう思っていたのかもしれません。

みんなで意識を高めて、ネットを有効活用しましょう。

長文を読んでくださり、ありがとうございました!