ネットの削除について | スマイリーキクチ オフィシャルブログ『どうもありがとう』 powered by アメーバブログ

ネットの削除について

150722_210616_ed.jpg
書いた文字を間違えても、消しゴムで簡単に消せます。

しかし、インターネットは、そう簡単には消せません。

先日、「書くのは簡単、消すのは大変-ネットの中傷、どうすれば?」をテーマに弁護士の清水陽平さんとライターの片瀬さんと一緒に対談をさせて頂きました。

『SYNODOS』
に掲載されているので、よろしかったら、ご覧になってください。

もう、夏休みに入っている学生の方も多いかと思います。

どこかに出かけたり、旅行に行く時、SNSに旅行の日程や「なう」と投稿するのは控えた方が安全です。

例えば「明日から家族で海に行くんだ」とSNSやブログに投稿した場合、「明日から家には誰もいません」と世界中に情報を発信していることと同じです。

閲覧者の全てが善人とは限りません。

もしかしたら、泥棒だって、ストーカーだって閲覧しているかもしれないんです。

SNSが原因で何かの被害に遭ったら「自分の落ち度」になる場合も考えられます。

友達申請している人しか閲覧できない設定にしたとしても、その友達が悪気なく、「〇〇ちゃんが、明日から旅行なんだって、イイナー」と書き込めば、情報は他に漏れてしまいます。

SNSに投稿する際、事件やトラブルを避けるためにも、出かけたり、旅行に行った時は「カラオケなう」じゃなく「友達とカラオケに行ってきたよ」とか「〇〇に旅行したんだ」と、事後報告にしましょう。

最近は未成年者の飲酒や喫煙を、SNSに投稿して問題になるといったケースも増えています。

世の中には、そうゆう画像をネットで探して掲示板にさらすが趣味という人もいます。

写真がネットの掲示板に貼り付けられれば、瞬く間に名前や学校名が、ネット上でさらされてしまうんです。

追い詰める行為を「正義感」だと勘違いしている人もいます。が、第一は自分の人生です。

ネットで名前を検索すれば、過去に投稿した画像が写し出されるでしょう。

裸の画像や悪ふざけ行為も同様ですが、いくら本人が後悔しても、反省しても、大人になっても、ネットに拡散した書き込みや画像は簡単には消せないんです。

中高生の間では動画アプリにカップルがキスをしている様子を、画像や動画で投稿するのが、流行っているそうです。

以前もブログに書きましたが、利用規約には「投稿した画像や動画は第三者が自由に利用できる」と書いてあります。

出会い系アプリや、風俗などの広告に悪用されるかもしれません。

それにキス動画を投稿した人と別れて、別の人と付き合い、その人と結婚して、子供が生まれて、その子供が成人になり、結婚をして、孫が生まれて、その孫が、お祖母ちゃんの旧姓をネット検索したら、若い時にアプリに投稿したキス動画が、孫に見られてしまうんですよ。

そうじゃなくても、就職活動や結婚をする時の妨げになるでしょう。

「パーティーモンスター」の動画も同じように、友達とのノリで投稿しても、ネットには永遠に残ります。

いつまでも10代という訳にはいきません。

自分が30代、40代になった時、若気のいたりが、人生の汚点になるかもしれないんです。

「軽い気持ち」が「重い代償」を背負わないように気をつけてください。

ネットで自分の未来を台無しにしないためにも、SNSに書き込む言葉や画像を投稿する際は、感情に流されず、「これはあとで問題にならないか?」と考えた上で投稿しましょう。

次回はネットやSNSのトラブルに巻き込まれないための対策と、利用する際の注意点についてお話しします。