いじめ

いじめはとても深刻な問題です。

日々の生活を辛苦に耐え続け、生き地獄と表現されるほどの苦しさや悔しさは、いじめられている本人でしか分からないかもしれません。

心配をかけたくないから、親に言えないという生徒さんもいると思いますが、親思いの優しい人が、そのような辛い経験をしなくてもいいんです。

親だからこそ、心の状態や学校での状況を話して欲しいと思います。

苦しみや悲しみをひとりで背負う必要はないんですよ。

決して、自分ひとりだけじゃありません。

大勢の味方がいるんです。

親や先生に心情を話すのは、卑怯でも臆病でもなく、勇気だと思います。

どうしても身近な人に相談をしづらい時は『内閣府』や『文部科学省』のホームページにアクセスすると、相談窓口の電話番号が記載されています。

フリーダイヤルなので、通話料はかかりません。

そこがダメでも、打開策はまだあります。

『いじめ　相談』とネットで検索してみて下さい。

警察や各地域の児童相談所、ボランティア団体など、たくさんのホットラインが表示されます。

相談にのってくれる人
理解をしてくれる人
助けてくれる人
救ってくれる人は
たくさんいるんです。

学校も社会も、ひとつだけではありません。

選択肢はいくらでもあります。

人生、先は長いです。

前に進んで歩んで行けば、自分らしく生きる居場所が必ずあると思います。

もし、精神面や肉体面で限界を感じた時は、大きな病院の前に立ち、全体を眺めて下さい。

その場所には「生きたい」と願っている人がたくさんいます。

怪我や病と必死に戦いながら、治療や手術に望みを託しても、願いが叶わない人もいます。

命があることは、とても恵まれているんです。

どうか、その気持ちを忘れないで下さい。

君には生きる権利があります。

君には幸せになる権利があります。

君には自由と未来があります。

君にはたくさんの味方がいます。

僕は君の味方です。

お互いに頑張りましょう。