中学入試本番が近づいてきています。

親子ともに日々近づく本番に

少しずつ緊張が高まりつつあるのでないでしょうか?

 

昨今受験熱が高まる中学受験

ママがヒートアップしているという場合が

多い印象がありますが

最近は、パパが熱心である場合もあるようです。

 

先日、ある小6の中学受験生を持つパパの

お話を聴く機会がありました。

中学受験が近づいているのに

子どもが勉強しないのを

見ているとイライラし

ちょっとしたことですぐに怒ってしまう。

 

てっきり、熱心な中学受験パパなのかと思って

お話に耳を傾けていると

本人曰く、

熱心に子どもの中学受験に関わっているのは

ママである奥様で

私立中受験を主導しているのも奥様とのこと。

 

入試を目前に控えて

やる気の出ない子どもを見て

勉強しろと声を荒げるのはママ。

そして、我が子の様子を見て

イライラし、やる気がないなら

別にいいじゃないか

もうこいつにはもうこれ以上は期待せず

面倒くさいからと

放任を超えた放置を決め込むパパ。

 

子どもが変わらないなら

もう我が子のことは諦めるからいい

そうおっしゃるのを聞いて

ちょっと待てよ!

そう思ってしまいました。

 

 

12年しか生きていない

小6の我が子をもう期待しない

なぜそんな風に見限ってしまうのでしょうか?

 

 

それは、親の期待の大きさの裏返しでもあり、

自分の尺度に当てはめて

その基準に達していないなら

切り捨てるということを意味してはいませんか??

 

優秀な親御さんにありがちなことですが

優秀だった子どもの頃の自分と

今目の前にいる我が子の現状を見て

比較して減点する。

つまり、過去の自分と我が子を比べて

我が子のダメなところを指摘して

叱責する子育てに陥っている。

 

ちょっとしたことで怒ってしまう

そのちょっとしたこととは

どんなことなのかと思いきや

脱いだ服を床に放置している等

ほんとによくある些細なこと。

 

これくらいのこと同じ時分の自分はできていた

よくそうおっしゃる親御さんが多いのですが

本当にそうでしょうか?

 

それができるようになるまで

繰り返しきっと自分の親にしつけられたはず。

あるいは、それが子どもの頃の自分と比べて

我が子はできていないと思うのは

ご自分と我が子の育つ過程で行われている

関りの質やタイミング、家庭環境等様々な条件が

同じようで異なるからではないでしょうか?

自分を育てたのは

当然ですが、自分の両親であり

今我が子を育てている自分とその配偶者

であるはずがないのですから

我が子とは育ち方が異なって

当然ではないでしょうか?

 

長年教育の現場に身を置き

公立高校で多くの子どもたちに接してきた中で

担当学年に4組の双子が在籍する時がありました。

 

双子ゆえ姿かたち、声も非常に似ている彼らは

同じ親から生まれ、同じ環境下で育ち

同じ学校を選んで入学してきたわけですが

性格や行動は全く異なりました。

 

同じ条件下で、生まれ育った双子ですら

それぞれ違いがあるわけですから

双子でない兄弟姉妹ならなおさら。

ましてや、生まれ育った時代や環境、親から受ける

しつけや働きかけの質が異なる可能性が高い

親子なら同じDNAを受けついているとはいえ

異なる個体の我が子が

優秀だった(と記憶している)自分と

全く同じ育ち方をするとは限らないのです。

 

ここで言うしつけや働きかけの質が異なる

というのは

「自分が受けて来た教育や関わりを

全く同じタイミングや条件で

再現して子どもに施せることはあり得ない」

という意味です。

 

したがって、子どもができるようになる

タイミングというのも

自分が経験してきた順番とは

全く異なることがほとんどでしょう。

 

教育は、とても時間のかかるものです。

日々多くの子どもたちと接している

教育関係者は、1回あるいは数回で

子どものしつけが

上手く行くとは思っていません。

それこそ、今伝えていることが

10年後、20年後、30年後に

分かってくれればいいとさえ

私は思って日々子どもたちに

大切なことは繰り返し、繰り返し

指導してきました。

 

デジタル化が進んで

ポチっとすれば

大抵のことが数秒で済んでしまう昨今。

子育てする親に求められているのは

「待つこと」です。

 

子どもは促成栽培できません。

じっと待って、繰り返し、繰り返し

諦めずに寄り添う姿勢が

親には求められます。

 

「そんな些細で簡単なこともできないのか

うちの子は???」と

簡単に諦めてしまっていたら

子育ては上手く回りません。

 

子どもを変えようと

力づくで躍起になるよりも

親としてのあり方と接し方を

見直して自分を変えていく柔軟性が

子育て、人育てでは大切です。

 

学校でよく言われる

「教師が変われば生徒も変わる」

これは転じて、

家庭においては
「親が変われば子も変わる」

ということができます。

 

子どもを無理やり変えるのを諦めて

見放しますか?

それとも、自分のあり方

接し方を変えますか?

 

それを選ぶのは我が子を育てる

ご自分の人生へのあり方を

見直すことでもあると

言えるのではないでしょうか?

気が付いたときが学びの適齢期です。

 

 

子どものことを

親が簡単に諦めてはいけません。

繰り返し、繰り返し、子どもに寄り添い

励まし、見守りましょう。

 

 

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成合弘恵(なりあいひろえ)
ヒロ・スマイルコーチング代表
中学受験ライフコーチ

✨「ママの笑顔は、子どもを笑顔にする」がモットー
✨19年に渡り我が子を含め
日々200人以上の生徒達に実践、検証してきた

脳科学、心理学に基づいた
「\1日3分で子どもが自ら勉強する/」子育てメソッドと
 中学受験ママ向けライフコーチングを提供中 
 中学受験ママのメンタルサポートもやってま~す😊
✨元大手中高受験指導塾講師(6年勤務)
 元公立高校英語教諭(19年勤務)
✨元中学受験ママ(息子二人)
✨ストアカ、UrSTUDX、MOSHで子育て系講座開催中。
✨ヒロ・スマイルコーチングのHP URL: 
https://hiro-smilecoaching.jimdosite.com/

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